少年野球の監督コーチをされている人で
子どもたち=選手に対して、どう接すれば良いか分からない、と悩んでいる方いませんか?
さらに深堀すると、選手と信頼関係を強くするにはどうすればいいか?
という悩みですね。
選手と監督コーチの信頼関係って
信頼関係の構築
・時間がかかる(かかりそう)
・でも、いつの間にか構築されている
・指導力が無いと難しい
といったイメージが、あるかもしれません。
叱ることから始まる
結論として、指導者側に理念があれば、選手と信頼関係を作り上げることは可能です。
ここで、実際にあった、私と選手たちのやりとりを紹介します。
状況は、
状況
・ある日の守備練習
・レフト、センター、ショートの間に上がったフライ
・3人は、黙ってボールを追いかける
・周囲の選手も、誰も声を出さない
という感じでした。
結果的に、レフトとセンターが激突しかけ、打球は捕れませんでした。
ここで私は、練習を中断します。


そもそも私は、基本的に声を荒げたりしません。
この時も、久しぶりに怒気を込めたので、選手たちはびっくりしたと思います。





それと、お前たち(レフト・センター以外)もだぞ!お前たちの仲間のプレーなんだぞ!自分と自分の仲間のために、お前たちも声出せ!

分かったか!!!お前たちはできるんだ!!!やれ!!!

その直後
そんなやりとりがあった直後、似たような打球が飛び、再び落球。
選手たちは「しまった」という表情でした。
しかし、この時は全員が声を出していたんです。
ということで、

そうだ!!!その声だ!!!その声が出れば、このチームとキミたちは必ず強くなれる!うまくなれるんだぞ!
明確な理由をもって、「キミ(たち)は、やればできるんだよ」ということを、説明します。
時代遅れ?そうかもしれません
「子どもたちを叱りつけるなんて、そんなコーチング間違ってる」
「時代遅れな指導法だ」
という意見も、あると思います。
しかし、私はあえて叱ることを手段として用いていますし、今後もそうしていくつもりです。
叱るとき、絶対に必要なこと
もちろん、やみくもに叱るわけではありません。
やみくもだと、むしろ逆効果ですし、選手は信用してくれないですよ。
だからこそ、「なぜ、厳しく叱ったのか」の説明はします。
これに関しては、私の中に「あるイメージ」があり、それを明確にしているんです。
イメージとは、
イメージ
・選手の親御さんを想定すること
・親御さんに「説明してくれ」と言われたら、できること
・そのくらい、内容に根拠を持つこと
と、いう感じです。
後悔したり、反省するときもある
とはいえ、私は未熟者ですから、反省することが多いです。
以前にも、反省というか「言い過ぎたかな~」みたいなことをツイートしました。
【少年野球】
反省。
明後日の大会に備えた今日のナイター練習で、声を荒げてしまいました💦理由は、走塁練習で5年生レギュラーがタッチアップを怠ったこと
先週日曜の練習で、時間をかけて説明し、練習をし、「次の練習までに家でも復習してね」と伝えていたのに...
でも怒るのはなぁ~💦反省
— まっちー@少年野球コーチしたくて脱サラした32歳 (@Smatch30) June 24, 2021
この直後の大会で、当該選手が練習の成果を発揮し「できましたよ!」と軽めのドヤ顔をしているのをみて、心が救われました。笑
叱ることをきっかけに、信頼関係を作る
私の思い込みかもしれません。
が、叱ることをきっかけに、選手やその親御さんと信頼関係を作ることができている気がします。
実際に、こんなやりとりがありました。






こうしたやりとりは、頻繁には行いません。
ただ、このやりとりを行ったあとは、ほぼ間違いなく親御さんとの関係は良好になります。
たぶん、本気であること・理念をもって接していることが、伝わっているからです。
もし「なぜ叱ったの?」と聞かれたら、全て説明できるようにしていますし、実際に選手には説明しています。
子どもたちは分かっている
叱られた子どもたちは、その直後は言われた通りに動くでしょう。
しかし、大事なのはそのあとです。
訳も分からず叱られれば、子どもたちはあなたのことを「キレやすい大人」としか思いません。
あなたのアドバイスも、存在も「真に受ける価値のないもの」として処理されていきます。

みなさんの幼少時代も、そうじゃなかったですか?
子どもたちは、あなたを信頼すべき人間かどうか、見分けます。
最大の目的は「勇気づける」こと
以前、こんなツイートもしました。
【少年野球】
以前の私にはコーチとして
・褒めて伸ばす
・叱って伸ばす
この選択肢しかなく、褒めることを選んできました。しかし、第3の選択肢ができて
コーチングの幅がグンと拡がりました。それが
・勇気づけて伸ばす
ということ。
「キミならできる!」
時には情熱的に
時には論理的に— まっちー@少年野球コーチしたくて脱サラした32歳 (@Smatch30) June 15, 2021
このツイートが、私なりの「指導者としての答え」ですね。
「周りから何て言われる(思われる)かな」とか、気にしない方がいいですよ。
監督コーチの目的って、なんだろう?
そして、私にとって最大の目的は、選手を「勇気づける」ことにあります。
勇気づけるための手段として、状況によって「叱る」ことを選択しているんです。
叱ったあとの過程とは、
勇気づけのプロセス
①選手たちが、気づいていないことを見つける
②叱ることで、半強制的に気づかせる
③気づいたことを、選手に実行してもらう
④今度は、実行できたことを自覚してもらう
⑤「自分(たち)は、やればできるんだ」と自覚してもらう
これが、私なりの過程です。
全ての人に、この過程が当てはまるとは限りません。
でも、「やればできる」という勇気づけは、全ての指導者が目指して良いのではないでしょうか。
あわせて読んでいただきたい
こちらの記事で、「勇気づける」ことの重要性について、そして「褒める」は必ずしもメリットではないことを説明しています。
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今回は以上です。