私は先日、根性論に関してこんなツイートをしました。
根性論?
バカいってんじゃないわよ勝ちたいなら、
強くなりたいなら、
うまくなりたいなら、
トーナメント勝ち残りたいなら、根性なんて、あって当たり前でしょうが!
「古い」じゃない
大前提なんだ少年野球のコーチの役割は、子どもたちに楽しんでもらいつつ心に闘志の火を灯すこと
— まっちー@少年野球コーチしたくて脱サラした32歳 (@Smatch30) February 15, 2021
フォロワー100人足らずの私のこのツイートにフォロワーさんを上回る人から反応をいただきました。
多くの方から、「よく言った!」「その通り!」という反応をいただきました。
一方で「間違えてませんか?」という否定的な反応もありました。
多分「根性論」が大嫌いな人が条件反射的に否定したんだと思います。
その否定内容に対して私が言いたいのは、
私(まっちー)も根性論・精神論は大嫌いですよ
ということです。
Twitterの140文字以内(でしたっけ?)ではとてもじゃないけど、全てを説明しきれませんね。
そこで、今回は↑のツイートした内容の補足をしていきます。
結論から言うと、補足したい内容というのは
「理不尽や不条理を根性で耐えろ!」
という頭の悪い根性論ではなく、
「スマートな根性ってのもあるんだぜ!」
という主張です。
以下、詳述していきます。
その「気楽さ」、極端に振れ過ぎじゃないですか?
今回のツイートについて
現場で監督/コーチをしている多くの方からは、
共感してもらえたのではないかと思います。
今の少年野球の一部は「なんか生ぬるくて、気持ち悪い」んですよね(笑)
そりゃ、もちろん怒声罵声なんて論外ですよ。
それに、意味もなく
・長時間のランニングや終日練習
・「オレ(無能指導者)が『良い』っていうまで練習しろ!」
・「昔はこうして強くなったんだ」と言って危険な練習や暴力をふるう
こんなのも最低です。
そんな根性論・精神論は即刻消し去るべきです。
でも、180度転換しすぎて
・(なんでもかんでも)楽しもう
・(なんでもかんでも)気楽でいいよ
が、まかり通ってるケースが散見されるんです。
こんな少年野球、本当に楽しいですか?
草野球なら分かりますよ。
草野球は完全な「お遊び」スポーツですからね。
でも少年野球ならば、
・目標に向かって
・情報を集め、研究・勉強を重ね
・試行錯誤しながら
・将来も見据えて
・選手だけでなく監督/コーチも最大限の努力をする
そのプロセス(努力)を楽しむ工夫をするのが少年野球の監督/コーチの役割であると私は考えます。
これを履き違えてなんでもかんでも「気楽に、楽しく」だけを主張してしまっている大人が増えたのではないでしょうか。
負けてもヘラヘラ→それでいいの?(笑)
例えば(極端な例ですが)
あなたが、土曜日の公式戦の1回戦で負けた弱小チームの選手の保護者だとします。
そこの選手たちは別に悔しがりもせず、我が子は家に帰ってさっさとテレビゲーム。
その翌日(日曜日)は予定していた試合が負けて無くなったから活動なし。
子どもたちは「休みだ~」と喜び、デーゲームのプロ野球中継なんて目もくれず、朝から晩まで家でゲーム三昧。
指導者は「楽しく気楽に」の一本調子。
ぬる~い活動のまま卒団を迎えます。
そんな我が子が
野球が好き!楽しい!
卒業しても野球続けたい!
といわれて心から応援できます?
私なら「いや×10、好きならもう少し努力しなよ」とツッコミ入れちゃいますね(笑)
「勝ちたい」「負けて悔しい」「もっと上手になりたい」「悔しいからもっと練習したい!」と、
闘志に火が点けば子どもたちは勝手に努力を始めます。
しかし、そのためには監督/コーチによる「仕掛け」が必要だと思うんです。
ふざけた練習をしても「楽しければいいよ」と許し、
負けても「楽しむことがイチバンさ」の一本調子では
選手の闘志に火なんて点きません。
試合までの準備として
次の試合勝つぞ!
その為にこの練習頑張ろう!
と努力を楽しむんです。
その結果、勝てば自信がつき

もっと上手くなりたい!
と意欲の闘志に火が点きます。
負けたら負けたで、

次は負けたくない・・・!
とさらにリベンジの闘志に火が点くと思うんです。
スマート→アップデートさせる努力が必要
過激な言い方かもしれませんが、
思考停止している大人(指導者)がコーチングについて何の勉強もせず
他のチームも同じやり方だから
という理由で
昔:考えなしに怒鳴って脅して大将気取り
今:考えなしに「なんでも楽しくなんでも気楽に」
と極端な方向に振り切ってしまっているのではないでしょうか?
「もっと気楽に~」という意見は分かります。
でも、その「気楽」はアップデートされた「気楽」ですか?
スマートフォン同様、スマートであるためには、ソフトウェア(頭脳)を更新=アップデートし続けなければなりません。
そしてそれは、子どもじゃなくて、大人側(監督/コーチ・保護者)の課題。
今回は、私が可能な限りアップデートさせた「令和時代のスマート根性論【*仮】」について詳述させていただきました。
今回は以上です。