今回は、少年野球の指導者になりたい人の
どうやってコンタクトをとったらいいか分からない
おれ/わたし、人見知りだから難しいと思う
受け入れてもらえるか自信がない
自分の野球技術に自信がない
といった悩み解決に、役立つ記事です。
結論として、時間が解決してくれます。
押さえるべきポイントを押さえて、時間をかければ、あなたは徐々に、チームから頼られる存在になり得ます。
今回は、あなたが指導者を目指すうえで、チームに参加する際、初日にやってほしい4つのステップを紹介していきます。
ちなみに、既にご自身の子供が入団している方向けの記事ではありません。
単身で思い切り飛び込んでみようと考えている方向けです。
資格は不要。しかし...
2021年1月現在、少年野球の指導者になるために、特別な資格は必要ありません。
今後、資格制に移行しますが、それは背番号を付けて、公式戦でベンチ入りする監督コーチが対象です。
資格制に関しては、全日本野球協会のサイトでも発表されています。
監督/コーチは資格制になるものの、練習のサポートは誰にでもできます。
これを読んでいる方の中には「自分も監督やコーチをやってみたいな」という人もいるでしょう。
監督/コーチは、すぐにはなれない
過去に、私はこんなツイートをしました。
少年野球のコーチ(ボランティア)を、表立って募集してるチームって少ないですよね。
でも、本当は多くのチームがコーチを求めていると思います。
どこかでコーチをやってみたい人は、最初から「コーチ面(づら)」して参加するのではなく、お手伝いスタッフに加わる感じでいくと奏功すると思います👍
— まっちー@少年野球コーチしたくて脱サラした32歳 (@Smatch30) March 10, 2021
これが私なりの、指導者になりたい人が踏むべきステップです。
基本的に、どんなチームでも既にコーチングスタッフは揃っています。
これは質の話ではありません。
人数の話です。
仮にコーチの人員不足であっても、あなたが卒団したチームであっても、「すんなりと」「トラブルなどの問題なく」あなたが、いきなり監督/コーチになるのは難しい(というかムリ)です。
私自身、卒団したチームでコーチをさせてもらっていますが、最初は保護者含む大人たちとの距離感がうまく縮められず苦労しました(^▽^;)
選手のお父さん/お母さんであれば、すんなり受け入れてもらえるでしょうが、私のように大人が単身で乗り込む場合は、やはりステップを踏む必要があります。
ステップ1:自分が「部外者」であることを自覚しよう
まずは悲しい事実からお伝えします。
たとえ卒団した、所縁のあるチームであっても、今のチームにとってあなたは部外者なのです。
毎年のようにチームの顔ぶれは変わりますから
年始め、または年度初めは
・全クリアしたゲームのセーブデータが削除された状態
・PCのハードディスクが初期化された状態
に、なります。
*少年野球の環境は毎年目まぐるしく変化します
遠い昔のOBのことなんて、プロレベルにでもならなきゃ誰も知りません。
現在の選手とその保護者、監督/コーチ(超長期でやってる人なら別ですが)からすれば「あなたは誰?OBなの?」状態です。
所縁のないチームであれば尚更です。
勇気を出して、チームの練習に参加したとしても、あなたは今、『転生したらスライムだった』の主人公:三上くん=スライムの転生直後のような状態です。
序盤は、全ての出会い・出来事が(相手にとっても)戸惑いの連続となることを知っておきましょう。
あなたの運命・人生が大きく動き出すのは、もう少し先のことです。
そう自覚しておくと、気楽に最初のコンタクト(接近)ができるかと思います。
ステップ2:まずは行動:監督/コーチとコンタクトをとろう
心の準備ができたら、さっそく行動しましょう!
実際の現場に行かなければ何も始まりません。
あなたが携わりたいチームの練習場に足を運びます。
チームによってはブログなどを運営しているチームがあるので、その場合は見学希望のメッセージを事前に送ればコンタクトをとりやすくなりますね。
初対面で声をかけたりコンタクト(接触)を試みるのは非常に緊張すると思います。
しかし、その場にいる相手方全員もあなたのことを警戒し緊張しています。
表情に出す・出さないの違いはあれど、「この人何しに来たんだろう?」と思います。
でも大丈夫です!
その警戒心を解きほぐすのが短く、端的な監督/コーチへの挨拶です。
ポイント
①名前を名乗る
②今後お手伝いがしたい
③今日はこのまま見学がしたい
この3点を伝えましょう。
「お手伝い」であることが重要です。
いきなりコーチがしたいと言ってもほぼ100%断られます。*その理由は後日記事にします
伝え方は、千利休みたいな茶坊主がいる静寂の茶室に「スススー」と入るようなイメージです。
ズカズカと入ると「ガード」されてしまいますが、この通りやれば、まず追い出されることはありません。
*もし断られたら
「お手伝いがしたい」という要望すら受け付けないチームとなると、そこの監督/コーチが余程手腕に自信があるか、あなたのことを相当警戒しているかのどちらかです。
ポイント
・警戒を解くために、「三顧の礼」のように3回に分けて訪問する
・「そんなチームはこっちから願い下げ」ということで、違うチームを探すのもアリ
もしかしたら、あえて断ることであなたの本気度を試している可能性もありますね。
ステップ3:まずは「見学」→じっくり観察
ここまで読んだ方は「こんなに気を遣うもんなの?」「そんなに冷たく扱われるの?」「そこまで尽くして入るの?」と思われたかもしれませんが、
最初の最初はそんなもんです。
だいたいのドラマ・漫画・アニメの主人公も大抵のスタートは不遇です。
しかし、一度受け入れてもらえれば、そこからは時間とともに、チーム=家族の一員として・長く・暖かく・接してもらえるんです。
まずは見学「だけ」をするのもそれが理由。
少しでも長い時間、無理なく、その空間を共有することから始めましょう。
それに、観察するからこそ見えてくることもきっと出てきます。
「将来的には自分がこのチームを更に良くしていくんだ!」という野望を内に秘めつつ見学です。
ポイント
・監督/コーチの指導法、方針、力関係
・選手の大まかな特徴
・チームの雰囲気
現指導者たちは暴言とか罵声をあげてないかなといった所も含め、「じーっ」と見てると色々気付くことがあるかと思います。
それがステップ4に大いに役立ちます。
ステップ4:選手やチームの良い面の感想を伝え、次回の日程・連絡先を入手
できれば練習の最後まで見ていきましょう。
そもそも指導者は最後までいるのが当たり前です。
あなたも時間があるならばそうした方が良いです。
時間が無ければ初日はムリしなくて大丈夫。
さて、問題はここから!
練習の終わり、小休止など監督/コーチに再度話しかけやすいタイミングがあるはずです。
この時伝えることは決まっています。
それは、
チーム全体の「良い面」についてです。
例えば
ポイント
・元気がいい
・挨拶が良い
・みんな一生懸命ですね
といった「ぼんやり」したことでオーケーです。
細かな技術論を説明する必要はありません。
技術論に現指導者陣とズレがあった場合、以後避けられてしまう可能性があるからです。
可能であれば、1~2人「良い!」という選手をピックアップして伝えるのも良いですね!
この2つ(1つでもOK)を伝えることであなたに対して「ちゃんと見てくれてるな」という印象になります。
少々薄口でも、チームや所属する選手のことを褒められて嫌な気分になる人はいません。
そして、次が重要!
「また見学したいんですが、来てもいいですか?」
ついでにチームの誰でもいいので連絡先を入手しましょう。
ここまでできれば初日は完璧です!
「なぜここまで一生懸命やらなければならないの?」と思うでしょうが、これが重要です。
なぜなら結局、現指導者陣やお手伝いにくるお父さんたちがあなたに求めるのは
この人は子どもたち(選手)に対し、本気で取り組んでくれる人かどうか?
の1点に尽きるのです。
ここまでやれれば本気度が伝わります。
こうして、監督/コーチになるための初期段階「チームの一員に加わる」ためのスタートです。
下の記事では2回目以降の活動参加の際にオススメの参加方法(心得)についてお伝えしています。
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【少年野球】拒否されずに指導者になる為に継続的にやるべき5ステップ
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あなたの人生を変える準備は順調に進んでいます。
今回は以上です。