こんな方におすすめ
- 少年野球の指導者になりたい
- 本気でなりたい、やりたい!
- でも、どうやって始めたらいいか分からない
- どこかのチームに入りたいけど断られないか不安
- 自分の野球技術/実績に自信がない・・・
- うまくチームの監督/コーチや選手と打ち解けたい
そんな悩みに役立つ記事になればと思います。

自己紹介
・6歳から野球を始め、中学/高校は野球部所属
・2016年~2017年:縁もゆかりもなかった青森県弘前市の小中学校で教育支援事業に従事
その際、小学生の練習や、中学生の部活動(特に弘前市立相馬中学校)に練習補助で参加
・2019年1月~:卒団したチーム(ひがし・S・ライナーズ)の練習のお手伝いとして参加
・2020年9月~:同チームでコーチが1名参加できなくなり、代理として「背番号28」のコーチ、
・2021年~:同チームで正式にコーチ
「野球に関心がある」
「なにかしら野球に携わりたい」
「中でも少年野球の指導者になりたい」
という情熱を密かに燃やしている若い方は少なくないのではないでしょうか?
一方で「拒否されたらイヤだな」といった不安から、なかなか行動に踏み出せないのでは?
だとしたらその気持ち、すごく、すごく分かります。
でも、それで何もしないのはもったいないです。
あなたのような志ある人が埋もれてしまうのは、未来の野球界の損失です。
以下の別記事で説明してますが、まずは思い切って現場に飛び込んでほしいです。
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【少年野球】あなたが指導者になる為に初日にやるべき4ステップ
続きを見る
そして、今回の5ステップ(心得でもあります)を踏んでいただけば、あなたはどこにいっても少年野球指導者として歓迎されると思います。
一部「めんどくさい」と感じるところもあるかもしれません。
しかし、それは最初だけです。
成功すれば、あなたの人生がかなり大きく動き出すことでしょう。
以下、その手順を説明していきます。
ステップ1:あいさつ
当たり前と言えば当たり前のことです。
あいさつができない人やチームって、ハッキリ言って最悪の集団だと思います。
しかし、いい歳してカッコつけるというか恥ずかしがって、『簡単なはずの挨拶がなぜかできない人』って意外といるんです。
特に子ども=選手相手にすると、妙に緊張したりぎこちなくなると思います。
普段子どもと接する機会が無い人は尚更です。
序盤はそれが伝染し、選手たちもあなたに対し、心の距離感のようなものを作るので、なかなか近付いては来ないと思います。
でも、それは徐々に解消していくことが可能です!
数か月経てば、初対面の頃がウソのように打ち解けることができます。
そのうち「〇〇(あなた)さん!キャッチボールしよう!」なんて子ども達から頼まれたりするかもしれませんね。
そのための最も有効なツールがあいさつです。
ステップ2:遅刻しない
これが一番大事かもしれません。
チームからの信用・信頼を勝ち取るか失うか、遅刻しないコトがすべてと言ってもいいです。
少年野球に限らず指導者は誰もが「人間教育」を大切にしています。
あいさつに次いで時間厳守を徹底しているチームが大半です。
その辺は学校の「5分前行動」などと変わり無いですね。
あなたが加わろうと思っているチームの現監督コーチも、その辺のコトは子どもたちに日々伝えているはず。
ここであなたが、13:00集合開始の練習に、理由もなく13:30頃「フラ~っ」と現れれば、監督コーチは「あらっ?」と違和感を覚えます。
周囲の大人たちが
この人(あなた)では子どもに示しがつかないかも…
と認知し、せっかく頑張っても、今後のコーチ(将来的に監督)候補から脱落してしまう恐れがあります。
たいていの職場でも無断で遅刻なんてあり得ませんよね?
教育の場であることも踏まえて時間は頑張って守りましょう!
ステップ3:選手の名前を覚える
これも重要なステップです。
なるべく早く覚えましょう。
「お~い、そこのキミ」って呼ばれるより「お~い、〇〇(名前)」の方が呼ばれた方も嬉しいです。
慣れない最初は呼びにくいと思いますが、慣れてしまえばなんてことありません。
ここで距離感は磁石のS・N極のようにググっと近づきます。
呼び方のおすすめは姓名の「名」です。
それで統一すれば今後のトラブルも少ないと思います。
私が「町田伸之介」なので「お~い、シンノスケ!」と呼んでもらえたら、私もあなたとの距離感が縮まると思います。
たとえあなたが年下だとしても(笑)
ステップ4:スタートは、×コーチ 〇お手伝い
守備練習のボールの受け渡しとかティー打撃のトスとかフリー打撃の守備とか、お手伝いをメインにやっていきましょう。
地味だと思うかもしれませんが、
これを1人でも多くの大人が手伝ってくれると監督コーチはそれだけで間接的ではあるものの、メッチャクチャ助かるのです。
監督コーチを「間接的に助ける」ことが今後の活動をする上で重要です。
これで彼らのハートを掴むことができるからです。
「何か手伝います」というスタンスで監督コーチに相談すれば、彼らも接しやすくなり、色々とあなただけにできる頼みごとも増えていきます。
お手伝いから始めれば、今後のコミュニケーションもとりやすくなると思いますよ。
ステップ5:なるべく選手と対話しましょう
選手に技術的な何かを「教える」
これって実はちょっと危険です。
理由は
ポイント
①監督コーチの方針とズレがないか?
②現時点であなたは「手伝っている」お兄さん/お姉さんである
③そもそも、子どもに技術指導って必要なの?
といった点です。
③について、
皆さんも子どもの頃「この人のアドバイスでうまくなった!」っていう経験って無い(少ない)のではないでしょうか?
子どもはいつの間にか吸収し、いつの間にかレベルアップ=覚醒しています。
ただし、大人によるはたらきかけは必要です。
その1つが子どもたち自身の「アウトプット(情報発信)する」を促すことです。
聞き上手な大人=あなたには、子どものアウトプットを引き出してほしいです。
この辺に関して、私の実例を紹介した記事がこちらです。
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【少年野球】失敗しない指導法とは?コーチングの一例を紹介します。
続きを見る
ますます選手との距離は縮まり、
あなたが所用で参加できない日は「〇〇(あなた)さん今日来ないの?」としょんぼりする子どもが現れるかもしれませんね(笑)。
最後に:実は野球経験って重要ではない
いかがだったでしょうか?
以上の5ステップでチームに参加を続けることで
よほどのワンマン監督で超排他的思想の持ち主でもなければ、あなたを頼れるスタッフの一員として受け入れることでしょう。
そして、翌年以降の監督コーチを考える時にあなたの名前が有力候補として挙がる確率がかなり上がります。
「翌年ってずいぶん先だな…」と思うかもしれませんが、構造上そうなってしまいます。
なぜなら、大半のチームは年末か年度末に納会/総会を行い、そこで来年のスタッフについて参加者の総意として決議されます。
それを後から来た人に
ダチョウ俱楽部のコントのように
「どーぞどーぞ」と簡単に譲るのはいくらボランティアとはいえ、「あの決定はなんだったの?」となります。
こういった事情から、そう易々と交代したりしません。
一方、ここまでお伝えしてきたことをまとめると、「野球の技術あんまり関係ないじゃん!」っと感じた方もいるかと思います。
そうなんです。
少年野球の指導者に野球の技術・指導技術って必須では無いんです。
だからこそ、「指導者になりたいけど自分の技術に自信無いんだよな~」という人は、そんなの関係ありません。
思い切って飛び込んでみてほしいです。
冒頭でお伝えした通り、別記事「【少年野球】無難に指導者になる為に初日にやるべき4ステップ」の次に、今回の5ステップを踏むことで、
あなたが
・たとえ野球の技術に自信が無くても
・所縁のあるチームでは無くても
拒否されることなく、むしろ歓迎ムードで指導者として迎え入れてもらえます。
そして、ここからあなたの人生が変わるかもしれません。
私自身、人生変わりました。
断言します、少年野球に本意気で携わって良かったです。
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今回はここまでです。