少年野球と働き方

【返報性の法則】ご近所同士が互いの家を除雪し合っていた光景を見て

 

まっちー

自己紹介

・新潟県上越市高田在住

・地元は2021年1月11日現在、244cmの積雪

・240㎝超えは35年ぶりで市が災害救助法を適用

私の愛車も1/9夕方に

こんな状態になり、翌朝はさらに

このザマです。

連日、全国ニュースに載ってますが、マジで非常事態です。

災害クラスです。

なんたって生活物資が不足(届かない)してますからね。

食料

燃料(ガソリン/灯油)

配達予定の諸々(新聞/郵便など)

ことごとく車両による輸送が不可能なためストップしています。

「ネット通販があれば買い物不要!」とか声高に宣ってる皆さん。

ネットで注文しても配達されないんじゃお手上げですよね。

インフラが止まってしまえば、誰もが無力ですよ(笑)

古い家屋などは雪の重さに耐えきれず倒壊。

除雪作業中の車両に巻き込まれたり、屋根から落ちてくる雪の塊の下敷きになるなど死人も複数出ています。

もはや、れっきとした災害です。

それでも元の状態に戻すべく我々は除雪作業に明け暮れています。

返報性の法則に出会った

話は変わりますが、最近私は「影響力の武器」という本を読んでいます。

その中の「返報性の法則」という話が、非常に印象に残りました。

返報性の法則とは?

・ギブ&テイク

・受けた恩に対しお返しする義務が発生する

これはマーケティングの世界でメチャクチャ役立つ考え方です。

そして、実際にそれ(返報性の法則)を無意識にやっている現場を、つい先ほど目の当たりにしたのです。

伝わるかどうか不安ですが、書いてみますね。

経緯

私の住む近所に「Kさん」と「Oさん」がいます。

Kさん:ちょっと強面の土木建築の職人

Oさん:小型の除雪車を持っている

通常であれば市が委託している除雪作業員がKさんの家(私たちの家も同様)の前を除雪してくれるのですが、いかんせん災害クラスの雪です。

予定通り来てくれません。

困っているKさんのところに自身の家の前を除雪中のOさんがやってきて、「大丈夫ですか?良かったら除雪しますよ!」

困っていたKさんとその家族は大助かりでした。

しかし、この時Kさんは軽く会釈しただけでどこかへ出かけてしまいました。

傍観していた私が「え?おいおい!それだけ?」って思う淡泊さ。

1時間後

用事を終えたKさんが異様に柄が長いスコップを持って現れました。

何をするのかと思ったら、「Oさんの家の車庫。あれ雪降ろさないと潰れちゃうぞ。」

↑実際の屋根とはかなり異なりますがこんな感じ

言われてみれば確かに危ない感じがします。

ちなみに、今回の雪で屋根雪が積もったことが原因で、何件か家屋が倒壊しています。

↓は新潟日報のニュース(2021/01/11)です。

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20210111592442.html

Oさんも「うーん、なんかちょうど良い長さの雪をつつける道具があればね~」と困っていました。

と言っているところに先ほどのKさんと柄の長いスコップが登場。

ちょうど良い長さの雪をつつける道具です。

それを使って、Oさん宅の車庫の屋根雪をガツガツ落としていきました。

こうして、KさんはOさんへのお返しを完成させました。

人は親切に対し、お返し「したくなる」

他人同士がお互いの家を除雪し合うという変わった光景でした。

その裏には返報性の法則がハッキリと表れていました。

近所同士の間柄があるにせよ「人は受けた恩に対して、お返しせずにはいられないという性質を如実に表していました。

他のご近所さんの多くもその光景に立ち会って、見た人は一様にホッコリしたような表情をしていました。

私にとっては助け合いの心=ホッコリする話とかそういう類ではなく、「マーケティングだな~、心理学だな~」と感じた光景でした。

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