先日私は、こんなツイートをしました。
【少年野球】
野球連盟に対して、
「大会の度に、形式を重視し過ぎてないか?」と思うこと・審判(お父さんたち)を各チーム2人ずつ
→準々決勝辺りまで2人制でもいいんじゃないかと思う・試合後はスコアブックを本部に持ってきなさい
→スコアブックって必ず無きゃダメなの?— まっちー@少年野球コーチしたくて脱サラした33歳 (@Smatch30) March 10, 2022
日本の学童野球は、やたら形式を重視しますが、それで苦労するのは選手の親御さんです。
結果、少年野球の人口に拍車をかけていることに気付いて欲しい!
ということで今回は、
子どもが野球をやるのは賛成だけど、運営とかに関わったり、関わる際によその親とギクシャクするのがツラい
という、野球少年の親御さんや監督コーチの悩みの(ある程度の)解決に、ほんの少しかもしれませんが役立つ記事かと思います。
解決のカギは、減らすことです。
どういうことか?
詳しくお伝えしていきます。
目次
少年野球を取り巻く状況、マジでややこしい
「野球やってみたい」と思う小学生って、多いと思うんです。
一方「野球やらせたい、けど・・・親が大変そう」と思っている親御さんも多いのではないでしょうか?
実際、日本の少年野球って、入り口の心理的なハードルが高いんです。
悪い方向に変革が進んだ
ハードルが高い原因はいくつかあると思います。
いくつかありますが、1つ具体的に挙げられるのは、学童野球で近年進んでいる変革です。
変革というと前向きなイメージがありますよね。
しかし、悪い方向に進んだ変革というのはタチが悪いです。
悪い方向⇒ルールや制度が次々に増設された
悪い方向というのは、親御さんに負担がかかるようなルールや制度が次々に増設されたことにあります。
いくつかありますが、以下が代表例です。
タチの悪い制度
・球数のカウント
・BSOや得点版の操作
私(昭和63年生まれ)が小学生だった当時には、このようなルールや制度はありませんでした。
ちなみに、いずれも上越市学童野球では、これらの作業はお母さんたちがやるのが一般的です。
これらの作業って、別に無くても試合自体に差し障りはないんですよ。
で、もしこれらの作業を減らせば、毎回2人のお母さんたちが自由に応援できるではありませんか。
また、「誰がやる?」といったやりとりも減り、チーム内の雰囲気も良い方向に向くはずです。
それなのに、なんでわざわざ制度を増設し、お母さん方に負担を強いるのか?
理解できません。
「新型コロナ対策」と称して迷ルール
一方で、「新型コロナ対策=命を守る行動」と称して、
新型コロナ対策のガイドライン
・風通しの良いはずの屋外での活動を制限
・暑い夏でも、共有のジャグ(大きな水筒)使用禁止、チームでタオル用意するの禁止
・試合に出る人以外は、いつでもどこでもマスクしなさい、大きい声を出すな(*先進国でマスクを奨励してるのは日本くらいです)
いや、本来の目的を見誤ってますって。
子どもたちは新型コロナより、免疫低下や熱中症で命が脅かされちゃいますよ。
進むべきは、制度を減らす・簡素化すること
ジュニア世代の野球を、変えていく・変革していく、という機運が高まっています。
そこで「球数制限」が生まれました。
それは良かったんです。
しかし、「球数は各チームで数えなさい」という副産物も生まれました。
野球連盟に限ったことでは無いのかもしれませんが、日本人の多くは「やってる感」出すのが好きなんですよね。
しかし、お母さん方に負担を強いるような制度を次々に打ち出して、「やってる感」を出して満足しているだけだと、いよいよ野球人口の減少は止まりません。
進むべき変革の1つは、ヘンテコな制度を減らす・簡素化することにあるのです!
JSBBにメールを送りました
2022年1月と3月、2回に分けて全日本軟式野球連盟(JSBB)に意見メールを送りました。
内容は、今回の記事に関することです。
地元、上越市学童野球連盟に訴えても、たぶん「全国的にそういう決まりだから・・・」とか言われそうなので、直接トップに意見しました。
意見メールは送りましたが、返信はまだ来ていません。
返信が来るかどうか、来なければ3回目の意見メールを送ろうか、考え中です。
連盟にも本当の意味での変革を望んでいますし、その経過も後日記事にさせていただく予定です。
まとめ
今回のまとめ
・日本人のマインドが「『やってる感』だけ出せば満足」になっている
・環境を整えようという想いが、不要な制度の増設につながっている
・減らすこと、削ることをにシフトチェンジしてほしい
今回は、以上です。