少年野球:コーチングの悩み 少年野球:親の悩み

古い野球観に疑問を投げかけたい。統一された練習着って毎回必要?

学生野球といえば、ユニフォームを着るのが当たり前で、練習着は上下も帽子もストッキングも全て白色。

そして練習では、汗と泥で汚してナンボ、というのが一般的なイメージです。

今回は、そんな学生野球の、特に少年野球の当たり前に対して、疑問を投げかけたいと思います。

疑問とは「少年野球の練習に、毎回ユニフォームを着る必要ってある?」です。*中学・高校も含む

練習着って・・・

野球の練習着って、

夏場は暑いし、蒸れると地獄。

あせもで悩んでる人なんて、背中・お尻・ヒザ周り、いたるところが痒くて毎日ツラいと思います。

それに、洗濯が大変→汚れが落ちない、乾かない、親御さんの負担を考えたとき、毎回準備するの大変ですよね。

練習着は生地が頑丈である必要があるので、機能面はどんなに進化しても、快適性には限界があります。

サラリーマンのスーツと似てるかもしれませんね。

そもそも、練習着って「みんな一緒」「指定されたもの」じゃなきゃダメなの?

って思いませんか?

「毎回必ず、練習着で統一」は不要

練習って、必ず練習着でやる必要はありません。

ましてや、練習着の統一は不要!

ということで、毎回ではなくても、ユニフォームにこだわらず「動きやすい服装」の練習日を作ってみることを提案します。

学生野球でも、練習によっては「今日はTシャツと短パンで練習しよう!」っていう日が、あっても良いのではないでしょうか。

③結果の理由・根拠

メジャーリーグ・日本のプロ野球も、練習メニューによっては短パンとTシャツでチーム練習をやってます。

ちなみに↓は、オリックスバファローズのインスタ公式アカウントの投稿です。

ユニフォームの人もいますが、短パンの人も交じってます。

「プロは特別でしょ?」と思うかもしれません。

では、なぜプロの選手たちが、短パン姿で練習しているのでしょうか?

プロは生活が懸かっています。

1回の練習もムダにできません。

必ず目的をもって、練習に臨みます。

その人たちが、動きやすさや通気性を必要として短パンをチョイスしたはずです。*そこまで深い・重要な判断ではないと思いますが。笑

少年野球では、選手の自己判断が難しい面もあるので、指導者が率先して必要性を示してあげると良いと思います。

どういう練習ならユニフォーム不要?

どういう練習なら、ユニフォーム不要かといえば

ユニフォーム不要では?と思う練習

打撃練習

グラブさばきを磨くのが目的の守備練習

体力づくりの練習

といった感じです。

指導者側ができることとして、あらかじめユニフォームを必要としないメニューを組んでしまえば良いです。

スキルアップの練習

スライディングやクロスプレーを必要としない練習

気分転換も兼ねた、野球の実戦からちょっと外れた練習

事前に用意し、「ユニフォームじゃなくてもOK」とし、チョイスを選手に任せてみましょう。

毎回不要というわけではない

もちろん、毎回ユニフォームが不要というわけではありません。

「今日は、実戦練習もやる予定だからユニフォームで来てください」という日もあります。

親御さんから、ほぼ確実に喜ばれる

土日練習だと、親御さんは「ユニフォームの洗濯やらなきゃ」「明日までに乾くかな?」こんな心配があります。

選手自らやってる家庭もあるかもしれませんが、どっちにしろ心配・悩みの種のひとつですよね。

毎回とはいかなくても、その心配から解放されることが事前に分かっていれば喜ばれるに決まってます。

選手が自主練習に意欲的になる

新たにトレーニングウェアやパンツなんて購入しようものなら、選手たちは自主練習頑張るようになると思います。

子どもって、けっこう見た目から入りたがるんです。

かく言う私が典型的で、小学校の時、カッコいいトレーニングウェアが欲しくて両親にお願いしました。

すると、「体操着があるだろ」「練習着を着ればいいだろ」という予想外の返答をされ、何も言い返す気が無くなったのはいい思い出です。笑

そして中学2年のとき、お小遣いを貯めてトレーニングウェアを買ってから、ようやく自主トレ・自宅トレの意欲が湧いたのを覚えています。

大切なのは見た目ではなく、「自分がどうなりたいか」という意欲なんですが、入り口として見た目から入るのは、アリじゃないかと思うんです。

まとめ

今回は、野球の練習着に関して

今回のポイント

「毎回必ず、練習着で統一」は不要

ユニフォーム不要な練習メニューを組めばOK

特に少年野球は、指導者が率先して「今日は動きやすい服装で良いよ」と提案する必要がある

子どもたちは、けっこう見た目から入りたがる

といった提案をしました。

練習着に限らず、「過去の野球」の当たり前が、実は当たり前ではないのでは?といったポイントについて、今後も考えていきたいと思います。

今回は以上です。

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