今回は、野球を始めたてのお子さんのキャッチボールについて、
親御さんや指導者の

どうやったら上達するの?
上達法を教えて欲しい!

といった悩み解決に、役立つ記事です。
結論として、捕り方も投げ方も、たった1つの上達ポイントに注目すればOK、となります。
このポイントを押さえることで、初心者の子どもたちは野球に夢中になり、みるみるキャッチボールが上達することでしょう。
その理由と、詳細について説明していきます。
どれだけ夢中にさせられるか
野球初心者の子どもに対して、大人ができる最高のアプローチは、どれだけ夢中にさせられるかどうかです。
そして、夢中になってもらうための方法が、野球初心者の子どもたちの上達のポイントに直結します。
ポイントはシンプルな方が良い
野球始めたての子どもに「腕の角度が」「体重移動が」と細々説明したって、理解できません。
下手したら、初めてのキャッチボールの段階で、野球とあなたのことが嫌いになっちゃいますよ。笑
注目すべきポイントは、シンプルな方が良いんです。
キャッチボールなら、
キャッチボールのポイント
・捕り方:捕れなくていい!まずグローブに当てる
・投げ方:ボールにキレイな回転をかける
捕り方、投げ方、それぞれたった1つのシンプルなポイントに注目しましょう!
いつの間にか上達するもの
野球経験者のほとんどに共通すると思いますが、キャッチボールって「いつの間にか」上手くなってませんでしたか?
指導者経験のある人は、「この選手、いつの間に上手くなったんだ?」と驚いたことが何回もあるでしょう。
「いつの間に」が起きる理由の1つは、本人が夢中になって打ち込めたからで、夢中になれば本人も無自覚のままグングン上達しているものです。
捕り方のポイント、たった1つ
先ほどお伝えした通り、捕り方のポイントはたった1つです。
捕れなくていい!グローブに当てればOK!
もちろん、いきなり捕れればそれに越したことはないんですが、初心者にとってキャッチボールは最初の関門です。
大事なのは、ここで初心者の子どもに「関門だ、大変だ」と思わせないこと。
そのために「まずは、グローブに当てればOK!」と心理的なハードルを下げましょう。
グローブのどこに当たっているか
どんな初心者だって、ボールを捕りたいんです。
だけど、

ってな感じで、精神的に余裕がありません。
まずは、慣れること。
どう慣れていけば良いか?
それが「捕れなかったとしても、グローブのどこに当たったか」1球ごとに振り返ることです。
大人にできること
では、指導者や休日にキャッチボールする親御さんは、何をすればいいでしょう?
優しく聞いてあげればいいんです。
もし捕れなくても、グローブに当たれば
「お?当たったね!いまのボール、グローブのどの辺に当たったかな?」
すると、子どもは考えます。

このように1球ごとに確かめ、考えるようになると、感覚を掴めるようになってきます。
上達速度が増すこと、間違いなしですよ。
投げ方のポイント、たった1つ
捕り方同様、細かなフォーム指導なんて初心者には不要です。
オススメしたいポイントは、ボールにキレイな回転をかけること!
キレイな回転とは
投げる際、ボールを人差し指と中指=2本の指先で「ピンっ」と弾くと、バックスピンのかかったボールが投げられます。
バックスピンのかかったボールが、よく言われる「良いボール・ナイスボール」です。
細かな説明はマジで無意味、むしろマイナス
「狙ったところに投げなさい」
「もっと高いところから腕を振りなさい」
「重心が・・・!」
「ステップが・・・!」
よく聞かれるアドバイスですよね?
でも、これで上達できたら苦労しませんし、そんなこと気にし始めたら、課題は無限に出てきます。
年配の指導者、あるいは指導者スキルの低い人ほど、あれこれと教えたがるんですが、これって迷惑です。
野球少年少女を不幸せにするだけなので、細かく説明して自分(低スキル指導者)だけ満足するのは控えましょう。
「良い回転」だけ意識すれば、夢中になれる
ボールに良い回転をかけたい!
という意欲が湧けば、子どもは夢中になるはずです。
だって野球をやるからには

もっと遠くに球を投げたい!
もっとスゴい球を投げたい!
って、誰もが願うはずですからね。
良い(スピンの効いた)ボールを投げようとするのは、野球少年少女の原点でもあるんです。
まとめ
今回のポイント
・初心者の野球少年少女のキャッチボール
・初心者の上達ポイントはたった1つ
・捕り方なら、グローブに当てることだけ
・投げ方なら、ボールにキレイな回転をかけることだけ
・細々とした説明は、ナンセンス!
今回は以上です。