今回は、
キャッチャーに向いてる子ってどんな子?
キャッチャー向きの性格ってあるの?
どうすれば、良いキャッチャーを育てられるの?
といった悩みの解決に役立つ記事です。
このブログを書いているのは、

・少年野球コーチ歴:2022年で4年目
・観戦した試合:プロアマ合わせ1,500試合以上
・キャッチャー経験:ヤクルトスワローズの打撃練習捕手20回、草野球で10試合
結論として、キャッチャー向きの子の特徴はいくつかあります。
今回はその特徴を、私なりに5段階に分けてピックアップしてみたので、良かったら参考にしてみてください。
全くの手探り状態で悩んでいる方には、何かしらのヒントになるかと思います!
前提として
あくまで今回は、少年野球のキャッチャーの話です。
たとえ全国大会優勝チームだとしても、小学生の子どもですから「未完成」「まだまだ幼い」です。
故:野村克也さんがヤクルト時代に古田敦也捕手に求めたようなことを、子どもたちに要求するのはやめましょう。
目指すのはいいんですが、求めてしまうと選手も指導者も苦しくなるばかりです。
キャッチャーに向いてる子の特徴5段階
ここからはさっそく、具体的にキャッチャーに向いてる子の特徴を紹介していきます。
しつこいようですが、あくまで

・少年野球コーチ歴:2022年で4年目
・観戦した試合:プロアマ合わせ1,500試合以上
・キャッチャー経験:ヤクルトスワローズの打撃練習捕手20回、草野球で10試合
という私の考えです。
ひとつの参考資料だと思ってご覧ください。
ちなみに、1,500試合以上の試合観戦・ヤクルトの打撃練習捕手については、こちらの記事をご覧ください。
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神宮球場でのレアなバイトを5年間経験して人生観が変わった話
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キャッチャー向いてる度5%以上
【16mの距離でキャッチボールできる】
当たり前かもしれませんが、まずキャッチボールができることです。
キャッチボールで意識するべきポイント、野球そのものをレベルアップさせる方法については、こちらの記事をご覧ください。
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【脱・弱小チーム!】少年野球の「弱い」から抜け出す指導方法
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キャッチャー向いてる度20%以上(悪くない!)
【率先して大きい声を出せる】
【ミスを責めたり、負けを他人のせいにしない】
キャッチャーは、他の8ポジションから常に見られています。
マスク越しとはいえ、キャッチャーの仕草や表情は伝わってくるものです。
こうした性質上、キャッチャーは守備陣に対して強い影響力を持っています。
と言うことは、雰囲気づくりもキャッチャー次第です。
仲間がミスをしたときに「大丈夫だ!」「もう一丁行くぞ!次はよろしくな!」「どーした?元気ないぞ!(笑)」みたいな前向きな声と表情が出せるか?
はたまた「おい!ちゃんとやれよ!(怒)」「何やってんだよ(怒)」「声出てねーぞ(怒)」っと、仲間を責め立ててしまうのか?
いい雰囲気が作れるかどうかが、キャッチャーとしてのチェックポイントです。
キャッチャー向いてる度40%以上(素質あり!)
【勉強熱心】
私はこれを最重要視しています。
なぜか?
キャッチャーの子が勉強熱心だと、指導者がめっちゃ「ラクちん」なんですよ。笑
ここで言う勉強熱心とは、「学校のテスト」みたいな話ではありません。
どこからでも知識や技術を意欲的に吸収できることです。
時々、↓のような子っていませんか?
「それ、どこで覚えたの?」
「いつの間にそんなワザ身に付けたんだ?」
っていう子です。
まさに、勉強熱心さの賜物だと言えます。
野球って覚える(覚えた方がいい)ことが、山ほどあります。
キャッチャーとなると…。
そう考えると、勉強熱心なキャッチャーって、それだけで素質充分と言えます。
キャッチャー向いてる度60%以上(素晴らしい!)
【俊敏に動ける】
「キャッチャーは体が大きい方がいい」って言うのは昔の(しかも、間違えている)話です。
プロのキャッチャーは、他のポジションと比べて体が大きいですか?って話ですよね。
キャッチャーって実は、めっちゃ動きます。
しかも動きの多くで、素早さが必要です。
ということで、体格を問わず俊敏に動けるキャッチャーが望ましいですね。
キャッチャー向いてる度80%以上(最高!)
【広い視野で見渡せる】
これができたら、最高のキャッチャーです。
つまり、
広い視野で
・味方投手のフォーム
・内外野の守備位置
・相手打者や走者の様子、動き
・相手ベンチの様子、動き
などなど
これらを1球ごとに見渡せるということです。
小学生の時点でこれができるなら、立派な「司令塔」ですね。スゴい!
スローイングは?キャッチングは?
スローイングやキャッチングも、もちろん重要です。
しかし、このような「技術」って後から反復練習で身につけることができますよね。
何より「勉強熱心」だったり「周りを見る習慣がある」子だったら?
そんな子は放っておいても、プロだろうがYouTubeだろうが見て聞いて真似て、知識も技術もグングン吸収します。
性格は変えられない
一方で性格を変えるのは大変、というか不可能に近いです。
これまでの生活環境が大いに影響してますからね。
「この子をキャッチャー向きの性格に変えよう!」なんていう風にコントロールはできません。笑
性格は変えられないかもしれませんが、考え方は努力によって変えられます。
「考え方」については、よかったらこちらの記事をご覧ください。
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まとめ
今回のポイント
・少年野球のキャッチャーは技術や体格ではなく、性格がカギとなる
・技術は努力で伸ばせる
・キャッチャーに向いているのは、勉強熱心な選手
・ただし、相手は「未完成」な子ども。求め過ぎはNG
当ブログを読んでくださるような、勉強熱心な指導者さんが選ぶ選手なら、きっと良いキャッチャーになると思います!
今回は以上です。