
2019年1月~:少年野球コーチ
2021年3月:少年野球の指導者資格を取得
日本の少年野球(学童野球ともいう)では、「ある改革」が行われています。
それが「指導者の資格制導入」です。
この取り組み、子どもたちを守るための素晴らしい取り組みなのですが、
ぶっちゃけ…めんどくさい
っていうのが現場の多くの指導者のホンネです。笑
新たな取り組みであるため、ネットに上がっている情報も少ないです。(私自身もあれこれ迷いました)
しかし、1つ1つ解明していけば、どう行動すれば良いかがわかってきますし、指導者資格が制度化されたからには、積極的に取得すべきです。
そこで、今回は私自身の経験を基に、指導者資格の1つ「(JSPO)公認コーチングアシスタント」について説明していきます。
*自分なりに可能な限り調べ、実体験をもとに記事にしましたが、もしかしたら事実と異なる部分があるかもしれません。
この記事は参照程度にしていただき、取得資格の選択や受講手続きなどはご自身の判断のもとで行ってくださいますよう、お願いします。
少年野球の指導者に必要な資格
2024年以降を目安に、少年野球チームには、1チーム1人「指導者資格」を保有することが義務化されます。*連盟によっては、施行時期がこれより早かったり遅かったりします。
その指導者資格とは以下の4つのうち、どれか1つです。
少年野球の指導者資格4つ
1:全日本軟式野球連盟(JSBB)が主催するカリキュラムを受講して取得する資格
→ JSBB 公認学童コーチ
2:日本スポーツ協会(JSPO)公認スポーツ指導者制度に規定される資格
→ 、軟式野球コーチ3、軟式野球コーチ1、スタートコーチ(スポーツ少年団)、公認コーチングアシスタント(旧スポーツ少年団認定員から移行登録完了した者)
3:日本野球協議会野球指導者資格の「基礎I U-12」
詳しくはこちらのリンクから「全日本軟式野球連盟 公認指導者制度運営要領」の第3条をご確認ください。
私は、「2」の公認コーチングアシスタントを保有しています。
そして軟式野球コーチ1の資格も、2021年11月に行われる講習を経て、取得する見込みです。
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【少年野球の指導者資格】公認軟式野球コーチ1の受講方法を紹介
続きを見る
*お詫び:当記事を公開した当初は「公認コーチングアシスタント」は全日本軟式野球連盟が定める資格に満たないものと誤認していました。
しかし、公認コーチングアシスタントは「軟式野球コーチ1」と並び、基準を満たした資格でした。
公開当初に事実と異なる内容を記載していました。
申し訳ございませんでした。
公認コーチングアシスタントのメリット
軟式野球コーチ1に限らず、あらゆる競技の「コーチ1」資格を取得する際に必要な「共通科目Ⅰ」(基礎資格)が常に免除されます。
これが大きなメリットです。ただし、
注意!
*共通科目Ⅰを免除する方法は他にもありますし、共通科目Ⅰだけを受講する方法もあるので、公認コーチングアシスタントにこだわる必要はありません。
私がなぜ公認コーチングアシスタントを取得したかというと、
JSBB公認学童コーチだと「学童野球限定の資格」なので、そこに違和感があったのが1つ。
加えて、
広くスポーツに携われそうな「公認コーチングアシスタント」をとっておこう!
という気持ちで取得しました。
私の現在の資格取得状況
現在の私は、「(JSPO)軟式野球コーチ1」取得を目指しています。
まずは、その基礎資格として公認コーチングアシスタントを受講、試験に合格して取得しました。
下の画像は、私のJSPOマイページです。
こんな感じで「①資格情報」などを確認できます。
③は、よく分からなくてとりあえず申し込んでしまいました。笑
どうやら公認コーチングアシスタントと内容が重複しているので、キャンセルする予定です。
公認コーチングアシスタントを取得するには?
共通科目Ⅰを免除できる資格「公認コーチングアシスタント」は、保有していると便利な資格です。
JSPOは、「日本のスポーツ全てを司る組織」といっても過言ではありません!
つまり、野球に限らずあらゆるスポーツ団体・学校の部活動でも効力があるんです。
少年野球の世界でも、「(JSPO)軟式野球コーチ1」は「JSBB公認学童コーチ」よりも上位の資格として扱われるようです。
その軟式野球コーチ1を取得するために、公認コーチングアシスタントがあれば共通科目Ⅰ免除が受けられるので取得を目指しましょう!
以下、公認コーチングアシスタント取得の手順です。*パソコン・スマホを使ってネットで行います。
①JSPOでマイページ作成
日本スポーツ協会の「スポーツ指導者」ページにアクセス。
そこから、「指導者資格保有者の方」の「登録に関する各種手続き」を開きます。
次のページで「公認スポーツ指導者登録手続き」を選び、「『指導者マイページ』をお持ちでない方」を選びます。
案内に沿って、利用者(マイページ)登録します。
その際、JSPOへの登録料が¥10,000必要となります。
登録作業は簡単にできますが、登録料がかかる点にご注意ください。
②受講申し込み
マイページ作成後、マイページの「資格を取得する」→「講習会検索・申し込み」を開きます。
「資格で探す」からコーチングアシスタントを選択し申し込み手続きを行いましょう。
受講料は¥35,000です。
*仕方がないとはいえ、なにかとお金がかかるのが難点ですね…。
お金をかけたくないという方は、別(JSBB公認学童コーチなど)の資格や、別の科目を探しましょう。
③教材が届く。テキストを読んで問題を解いて提出。
NHK学園から下の画像のような赤いテキストが届きます。
テキストはすごく分厚いので、期限内に全部を勉強するのはほぼ不可能です。
ココに注意
テキスト以外にも、試験問題と解答用紙が同封されているので、そこに回答を記入し期限内に郵送、合否を待ちます。
試験はテキストから出題されますから、
①試験の設問を読む
②それに該当する部分をテキストから探し出して回答する(もはやカンニングに近いです)
という順序で1つずつ解いていけば、満点近い点数が取れます。
私は95点(100点満点)で、無事合格しました。*確か、80点(90だったかな?)以上が合格ラインですが、正確な情報はテキストと一緒に試験の案内が届くので、そこでご確認ください。
これにて公認コーチングアシスタント取得です。
4年間有効で、更新を忘れると失効するのでご注意ください。*更新料がかかります。
尚、公認コーチングアシスタントの受講申し込みは年4回行われています。
詳しくはJSPO(日本スポーツ協会)の指導者向けページにてご確認ください。
2024年には全国的に資格制を施行予定
多くの少年野球・学童野球連盟で、2024年から指導者資格の義務化が施行されそうです。
まだ資格を取得していない方へ。
そう聞いて、「2024年まで、まだ時間あるじゃん」って思っていませんか?
そう思っている人ほど、後々大慌てで講習会や試験の手続きをすることになり、
「申し込み期限が過ぎてます」「定員オーバーです」なんて言われる可能性もあります。
早めに準備しましょう。
まとめ
今回のポイント
「公認コーチングアシスタント」は
・日本スポーツ協会(JSPO)公認の資格
・「指導者資格の義務化」で定められた資格
・テストを提出して合格すれば取得できる!
・テストは自宅受験!カンニング(?)OK!
・資格は更新制!更新忘れに注意!
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【2022年度版】少年野球の監督コーチが取得すべき資格
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今回は以上です。