
少年野球コーチ歴:3年目
少年野球の指導方法について勉強中
今回の記事は、少年野球の指導をする中で
子どもたちが練習途中でダラける
時間を有効活用したい
少年野球で選手に集中力を身につけさせたい
といった悩みの解決に役立つ記事です。
結論として、「集中力を高める方法」は存在します。
強いチームと弱いチームの差が出る要因の一つが「練習量」。
しかし、「練習時間」にはそれほど違いがないはずです。
1日は誰にとっても24時間。
1回の練習時間は、多くのチームで3~4時間程度のはず。
それなのに、チーム力が伸びるトコと伸び悩むトコの差。
今回はその理由の1つ「集中力」についてお伝えします。
尚、情報の一部はDaiGo著:自分を操る超集中力、より引用しています。
身体の疲れと脳の疲れは別物
少年野球の練習をやってると、
終盤になるにつれて、子どもたちが目に見えて集中力が低下していくシーンって想像つくと思います。
疲れた~
と言ってそっぽを向いたり、勝手に遊び始めたり…
低学年は特にそうですよね。笑
なんなら開始5分で、もうスイッチがオフに・・・
それでいて、練習終わりに元気に走り回る姿をみて「疲れてねーじゃん。笑」と大人がツッコミを入れる光景。
少年野球を経験した人なら、多くの人がイメージできるかと思います。
頭の疲れ=気のせい
しかし!
心理学者:マーク・ムレイブンという人たちの調査によると
脳が感じる疲労感は、単なる思い込みなんだそうです。
つまり、「疲れたから集中できない」ってことにはならず、子どもたちは全くと言っていいほど疲れてないんです!
子どもの「疲れた」の正体
矛盾しているように感じるかもしれませんが、実は「疲れた(だから集中できない)」と子どもが言うとき、実際に疲れを感じてはいます。
どういうことか?
これは脳から勝手に「防衛本能」が発動され、「限界だ」と判断するからなんです。
防衛する必要無いのに…(練習後に遊び回れるくらい。笑)
ということで、この防衛本能をうまいこと取り除く方法を考えて、疲れを感じさせず、密度の濃い練習ができるように工夫したいですよね。
ここからは、その方法を紹介します。
時間を区切る/楽しくヘトヘトにさせる
子どもたちの防衛本能(疲れてないのに「疲れたアピール」)を取り除く方法は、シンプルです。
大きく2つあります。
短時間練習を次々に
キャッチボールから始まる練習を15~30分単位で区切り、次々にメニューを切り替えていくことです。
同じ1時間でも、
低学年の子どもが、地味な「ゴロ捕り」練習とかを1時間も続けるなんて無理があります。
そこで、例えば15分単位で
①ゴロ捕り、②Tボールバッティング、③フライ捕り、④鬼ごっこ
と次々にメニューを切り替えた方が、集中力の低下を防ぎ、どの練習も全力で打ち込める環境が作れるはずです。
あえてヘトヘトになるまで追い込む
短時間でメニューを切り替えつつ心がけたいのが「子どもたちをヘトヘトにさせる」ことです。
練習メニューの構成は難しいですがね。笑
最後に「鬼ごっこ」「べーランリレー」のような、キツいけど楽しめるものを用意することで、最後まで頑張り通せると思います。
そして、この
体力的にめっちゃ疲れたけど、最後まで頑張ったー!
という達成感が重要なんです。
脳が感じる限界を超えた負荷を身体に与えることで、限界レベルを引き上げていくことができます。
防衛本能というブレーキを練習のたびに徐々に外していく。
「疲れた~」の思い込みを取り除く。
こうして、子どもたちが持っている本来の力を引き出してあげましょう!
まとめ
今回のポイント
・身体の疲れと脳の疲れは別物!
・子どもに長時間同じ練習はムリ!時間を区切る/楽しくヘトヘトにさせるメニューを組もう!
・防衛本能というブレーキを外し、子どもたちが持っている本来の力を引き出そう!
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今回は以上です。