先日私はこんなツイートをしました。
【少年野球】
コーチや人伝で親御さんから「厳しすぎ」と指摘を受けました。エラーして無表情
負けても無表情
その翌日の練習は、エラーの原因となったキャッチボールでミスをしてヘラヘラ...
その姿をみて「お前達悔しくないんか❗」と一喝したのがきっかけです。
強く言い過ぎたのは反省してます。— まっちー@少年野球コーチ33歳(独身) (@Smatch30) September 23, 2022
このブログを書いているのは、

保有するJSPO公認資格:軟式野球コーチ1、コーチングアシスタント
今回の結論は、
「他人任せ」「他人のせい」にする親って「ダメな親」だよな
と言うことです。
野球とか、親に限ったことじゃ無いですけどね。
冒頭のツイート通り、今の私は少年野球のコーチとして苦境に立たされています。笑
受け入れるべきことは、受け入れて反省しています。
でもね、「それは到底受け入れられません!」って意見もあるんですよ。
こうしたやりとりをする中で「ダメな親だな」が見えてきたので、紹介していきます。
苦境に立った経緯
今回の経緯はチーム内から、
「もう少し楽しくやりましょうよ」と言う声があがったことがきっかけです。
ここで私は「楽しむ」は大きく2つに分類できると伝えました。
それが、
・のびのびと気楽に楽しむ
・本気を楽しむ
の2つ。
上記2つは、似て非なるものです。
そして、ここで「考え方のズレ」が生じました。
親は「のびのび」志向が多い(気がする)
先述の「もっと楽しく…」というのは、「のびのびと気楽に楽しもう」なんですよね。
親御さんって、この「のびのびと気楽に」志向が多い気がします。
あくまで、いち指導者の意見ですが、私は断然「本気を楽しむ」志向です。
「のびのび野球は絶対反対!」というわけではありません。
ただ、ストレス・プレッシャー・緊張、これらが全て排除・否定された「のびのび野球」は良くないです。
なぜなら、やり方を間違うと成長面で大きなリスクを伴いますから。
「のびのび野球」が不安な理由
野球に限らず、生きてれば緊張感や戸惑い、怖さとか、苦しい(閉塞感)とか、プレッシャーとか、精神的にネガティブな状況って必ず訪れますよね。
「のびのび」に慣れきってしまった子どもって、この状況に対して極端に弱いんです。
で、弱いまま20歳を迎えれば、
・叱られた経験がない
とか
・プレッシャーが苦手*得意な人なんてほぼ存在しませんよね。笑
とか
・精神的な壁を感じれば、挑戦から逃げる
こんなこと言っちゃう「大人」になります。
実際、そんな若者と何度かリアルで関わってきました。
率直にいって、先が思いやられます。笑
余計なお世話と言われますが、こんな人たちが結婚して子どもが産まれたら、その子どもを育てるんですよね。
恐ろしいことです。
こうして「ダメな親」と「ダメな子」が増えるんだから。
で、「ダメな親」たちは言うんですよ。
「そういうの(ネガティブな状況)は、成長してから経験すればいい」と。
でも、それって無責任じゃないですか?
誰が経験させるんですか?
どうやって「経験」させるんですか?
「成長してから」っていつですか?
ダメな親ほど、この辺のことが「他人任せ」だし「他人のせい」にしたがるんですよね。
本気(ガチ)勢が試合を「のびのび」とやるには?
本気の試合、いわゆる「本番」って緊張しますよね?
「負けられない!」「負けたくない!」って強く思います。
まずもって、これ(緊張)が貴重な経験です。
「気楽にのびのび」やってる子は、この経験ができません。
試合での緊張は私自身、何度も体感しました。
でもね。
緊張しますけど、始まったら意外と「のびのび」できるんですよ。
皆さんもそんな経験ないですか?
その理由って何でしょう?
ズバリ、練習で本気の準備ができていたから、です。
・試合をイメージして
・時には苦しいメニューを
・自分の意志で
練習=準備できたからこそ、
いざ本番!となった時に、意外なほど落ちつけたり、集中できたり、余裕がもてたり「のびのび」やれるんです。
本気になったら何も恐くない
本気になった人間は、恐れる要素が無くなります!
なんでもプラス材料(自分を高めるきっかけ)にできますから。
・叱られたっていい!=バネ・教訓に活かせばいい!
・負けたっていい!=もちろん勝ちにいくけど、ベストを尽くした結果なら、讃え合い・高め合えればいい!
・失敗したっていい!=本気で取り組んだ結果の失敗は、心から悔しい。だからこそ次への意欲が増すからいい!
同じ「負けたっていい」「失敗したっていい」でも、気楽にやってる人とは身につくものが違いますよね。
本気になった人は、強いです。
「まだ早い」とか無い
本気になるのに「まだ早い」とかありませんし、「遅過ぎる」ってこともありません。
今日から、今から、誰もが本気になれるんです。
逆に知りたいです。
「うちの子が本気になるには、まだ早い」って思う理由を。
【当たり前】やり過ぎは良くない
もちろん、やり過ぎはダメですよ。
だから私も冒頭のツイートの通り、反省してます。汗
子どもたちの心に、火を灯すイメージです。
燃やし過ぎはいけません。汗
適切な(=子どもたちの「本気」をそれとなく引き出す)コーチングを、これからも追い求めていきます!
根性論?
バカいってんじゃないわよ勝ちたいなら、
強くなりたいなら、
うまくなりたいなら、
トーナメント勝ち残りたいなら、根性なんて、あって当たり前でしょうが!
「古い」じゃない
大前提なんだ少年野球のコーチの役割は、子どもたちに楽しんでもらいつつ心に闘志の火を灯すこと
— まっちー@少年野球コーチ33歳(独身) (@Smatch30) February 15, 2021
まとめ
今回のポイント
・「のびのび」やるなら、成長する上でのリスクを考えるべき
・本気になれば、何も恐くない
・本気に「早過ぎる」とか無い
・度が過ぎるのは、もちろん良く無い
お子さんが学童野球・少年野球にいる期間って、長いようで短いです。
だからこそ、子どもたちの中に潜在している「本気」を引き出してくだされば、と願っています。
今回は以上です。