少年野球:コーチングの悩み

【脱・弱小チーム!】少年野球の「弱い」から抜け出す指導方法

今回は、少年野球指導者の

うちの少年野球チームが弱すぎ

エラーが多くて、試合にならない

弱小から抜け出したい

キャッチボールができない

でも、指導方法がわからない

といった悩みの解決に役立つ記事です。

このブログを書いているのは、

まっちー
少年野球コーチ歴:2019年〜

肩書き:少年野球チームのヘッドコーチ

資格:JSPO公認 軟式野球コーチ1とコーチングアシスタント を保有

うちのチームも脱・弱小の真っ最中

今回の結論は「キャッチボールを変えましょう!」ということです。

子どもたちの意識を少し変えて、あとは楽しくキャッチボールをしてもらうだけ

では具体的に、どう楽しくやるのか?

以下で説明していきます。

いま「なんとなくキャッチボールやってる」というチームは、大きくレベルアップするチャンスですよ。

今のチーム・選手の強みは?

ひとつでも強みがあるチーム。

強みがあるなら、それを全面に押し出していけばいいですし、もはや弱小チームではありません。

「ウチのチーム、マジで弱いんだよな〜」という所って、強みと言えるものがひとつも無いと思うんです。

私も経験あります。笑

しかし、無いものは作り出せば良いんです!

キャッチボールを変えることで、強みが生まれます

なぜキャッチボール?理由は3つ

なぜキャッチボールで強みが生まれるのか?

理由は大きく3つです。

理由①子どもたちは「投げるのが好き」

選手に「投げるの好きかい?」と聞いてみて下さい。

多くの選手が「好き」と答えるはずです。

「好きじゃない」という子は心配ですね。笑

おそらく理由はケガか、周囲の大人に投げ方を細かく喧(やかま)しく教え込まれているせいだと思います。

だって、自由時間に選手だけでやってるキャッチボールって、みんな楽しそうじゃないですか?

本来、野球やってる子はみんな投げるのが好きなんです。

好き=強みと置き換えましょう!

なにより、好きなことは勢いよく伸びます!

理由②捕る練習にもなる

ここでのキャッチボールは、強くて、低くて、速い球を投げる(目指す)ことが前提となります。

強くて、低くて、速い送球って、慣れるまで捕りにくいです。

裏を返せば、慣れちゃえば問題ありません。

捕る側が強くて、低くて、速い球に対して「数をこなす」「慣らしていく」ことも、キャッチボールの強みです。

理由③色んな動きにつながる

強くて早い球を、正確に投げるのって大人でも難しいですよね。

そう、「コツ」が要るんですよ。

強くて速い球を正確に投げる能力は、野球の他の動きにもつながります。

実際あなたの身近にいる、スローイングが上手な人って、打つのも守るのも上手じゃないですか?

強くて速い球を正確に投げるってことは、野球そのものが上達するってことなんです!

キャッチボールのポイント3つ

ここからは具体的に、キャッチボールのポイントを提案していきます。

あくまで提案ですから「必ずこの通りにやりましょう」というものではありません。

目的は、選手が「好き」で「楽しい」キャッチボールができる環境の提供です。

以下のポイントは、実際に私がコーチさせてもらっているチームで導入している形式なので、よかったら参考にしてみてください。

ポイント①最初はゆっくりした球で

最初は「ゆっくりした球」を投げましょう。

何なら山なりでオーケーです。

いきなり強い球を投げようとすると、ケガにつながる可能性があります。

まずはゆっくり投げて、アイドリング=慣らしてください。

塁間付近まで離れたら、心のスイッチを入れ替えましょう。

ポイント②イメージして投げる*イメージ通りじゃなくてもOK!

塁間(それ以上離れてもOK)まで離れたら、強くて速くて正確なスローイング練習です。

大切なのは低い球であることと、イメージして投げること

オススメのイメージは、

地を這うビームのような軌道

地面に突き刺さるような軌道

上記2つのうちどちらか、イメージしやすい方を子どもたちに選んでもらいましょう

結果、思い通りにならないと思います。

最初はそんなもんです。笑

でも、子どもたちは楽しいと思います。

楽しければ、あとは放っておいても勝手に試行錯誤して、勝手にうまくなります

指導者や親御さんも一緒になって楽しむと、更に雰囲気良くなりますよ!

ポイント③「次の送球」をイメージして捕りにいく

捕る側の話です。

ポイント②=低い球ですよね。

つまり横に逸れさえしなければ、捕る側は必ずボールを捕れ(止められ)ます。

とはいえ、強くて速くて低い送球です。

捕りづらいのは間違いありません。

ということは、捕る側にとって良い守備機会です。

そこで捕る側は、

イメージして欲しいポイント

バッターをイメージする

強い打球をイメージする

捕った後の送球先をイメージする

ということを意識してみましょう。

とくに「捕った後」をイメージできれば、捕りにいく際に自然と足が動くようになります。

もし足を動かして捕りやすいバウンドにしたり、間合いを詰めようとしている選手がいたら、声を掛けてあげて下さいね。

「足動いてるね!」「考えてるね!」「工夫できてるね!」「イメージできてるね!」という感じで。

低学年にもオススメ

低学年の子のキャッチボール、5〜10m間隔の近い距離でやってませんか?

実は近い距離のキャッチボールって、恐いし難しいんです。

実際の試合で5m先だったら、投げずに「トス」しますよね?

10mの距離で「しっかり」投げたら、大人でも捕るの大変です。

だから距離が近いと、投げる力やコツも身に付きませんし、子どもは捕るのを恐がります。

ということで、低学年または慣れてない子こそ、塁間くらい距離をとることがオススメなんです。

投げる方は思い切り投げられて、捕る方も余裕をもって待てます。

もちろん最初は、投げても届かなかったり、転がったボールしか来ないでしょう。

物足りなければ、少し距離を縮めても良いと思います。

縮めなくても3ヶ月〜半年、楽しく繰り返させてみてください。

きっと投げるのも捕るのも、大きく上達してますよ。

投げ方は教えないの?

ウチの場合、投げ方は原則教えません。

「正しい投げ方は…」とか言い出すと、子どもたちが楽しめないんですよね。

全く教えない、という訳では無いんですが詳細はこちらの記事で紹介しています。

【簡単に実践できます】正しいフォームを身につける方法とは?

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まとめ

今回のポイント

弱いチームから抜け出すために、強みを作ろう!

キャッチボールで強みを作れる!

投げる/捕るだけじゃない、野球そのものが上手くなる!

・ますます野球が好きになる/楽しくなる!

この記事を読んでいる勉強熱心なあなたのチームが、もし「弱小」でも心配要りません。

なぜなら、あなたの存在そのものがチームの強みですから。

今回は以上です。

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