今回は、少年野球指導者の
うちの少年野球チームが弱すぎ
エラーが多くて、試合にならない
弱小から抜け出したい
キャッチボールができない
でも、指導方法がわからない
といった悩みの解決に役立つ記事です。
このブログを書いているのは、

今回の結論は「キャッチボールを変えましょう!」ということです。
子どもたちの意識を少し変えて、あとは楽しくキャッチボールをしてもらうだけ。
では具体的に、どう楽しくやるのか?
以下で説明していきます。
いま「なんとなくキャッチボールやってる」というチームは、大きくレベルアップするチャンスですよ。
今のチーム・選手の強みは?
ひとつでも強みがあるチーム。
強みがあるなら、それを全面に押し出していけばいいですし、もはや弱小チームではありません。
「ウチのチーム、マジで弱いんだよな〜」という所って、強みと言えるものがひとつも無いと思うんです。
私も経験あります。笑
しかし、無いものは作り出せば良いんです!
キャッチボールを変えることで、強みが生まれます!
なぜキャッチボール?理由は3つ
なぜキャッチボールで強みが生まれるのか?
理由は大きく3つです。
理由①子どもたちは「投げるのが好き」
選手に「投げるの好きかい?」と聞いてみて下さい。
多くの選手が「好き」と答えるはずです。
「好きじゃない」という子は心配ですね。笑
おそらく理由はケガか、周囲の大人に投げ方を細かく喧(やかま)しく教え込まれているせいだと思います。
だって、自由時間に選手だけでやってるキャッチボールって、みんな楽しそうじゃないですか?
本来、野球やってる子はみんな投げるのが好きなんです。
好き=強みと置き換えましょう!
なにより、好きなことは勢いよく伸びます!
理由②捕る練習にもなる
ここでのキャッチボールは、強くて、低くて、速い球を投げる(目指す)ことが前提となります。
強くて、低くて、速い送球って、慣れるまで捕りにくいです。
裏を返せば、慣れちゃえば問題ありません。
捕る側が強くて、低くて、速い球に対して「数をこなす」「慣らしていく」ことも、キャッチボールの強みです。
理由③色んな動きにつながる
強くて早い球を、正確に投げるのって大人でも難しいですよね。
そう、「コツ」が要るんですよ。
強くて速い球を正確に投げる能力は、野球の他の動きにもつながります。
実際あなたの身近にいる、スローイングが上手な人って、打つのも守るのも上手じゃないですか?
強くて速い球を正確に投げるってことは、野球そのものが上達するってことなんです!
キャッチボールのポイント3つ
ここからは具体的に、キャッチボールのポイントを提案していきます。
あくまで提案ですから「必ずこの通りにやりましょう」というものではありません。
目的は、選手が「好き」で「楽しい」キャッチボールができる環境の提供です。
以下のポイントは、実際に私がコーチさせてもらっているチームで導入している形式なので、よかったら参考にしてみてください。
ポイント①最初はゆっくりした球で
最初は「ゆっくりした球」を投げましょう。
何なら山なりでオーケーです。
いきなり強い球を投げようとすると、ケガにつながる可能性があります。
まずはゆっくり投げて、アイドリング=慣らしてください。
塁間付近まで離れたら、心のスイッチを入れ替えましょう。
ポイント②イメージして投げる*イメージ通りじゃなくてもOK!
塁間(それ以上離れてもOK)まで離れたら、強くて速くて正確なスローイング練習です。
大切なのは低い球であることと、イメージして投げること!
オススメのイメージは、
・地を這うビームのような軌道
・地面に突き刺さるような軌道
上記2つのうちどちらか、イメージしやすい方を子どもたちに選んでもらいましょう。
結果、思い通りにならないと思います。
最初はそんなもんです。笑
でも、子どもたちは楽しいと思います。
楽しければ、あとは放っておいても勝手に試行錯誤して、勝手にうまくなります。
指導者や親御さんも一緒になって楽しむと、更に雰囲気良くなりますよ!
ポイント③「次の送球」をイメージして捕りにいく
捕る側の話です。
ポイント②=低い球ですよね。
つまり横に逸れさえしなければ、捕る側は必ずボールを捕れ(止められ)ます。
とはいえ、強くて速くて低い送球です。
捕りづらいのは間違いありません。
ということは、捕る側にとって良い守備機会です。
そこで捕る側は、
イメージして欲しいポイント
・バッターをイメージする
・強い打球をイメージする
・捕った後の送球先をイメージする
ということを意識してみましょう。
とくに「捕った後」をイメージできれば、捕りにいく際に自然と足が動くようになります。
もし足を動かして捕りやすいバウンドにしたり、間合いを詰めようとしている選手がいたら、声を掛けてあげて下さいね。
「足動いてるね!」「考えてるね!」「工夫できてるね!」「イメージできてるね!」という感じで。
低学年にもオススメ
低学年の子のキャッチボール、5〜10m間隔の近い距離でやってませんか?
実は近い距離のキャッチボールって、恐いし難しいんです。
実際の試合で5m先だったら、投げずに「トス」しますよね?
10mの距離で「しっかり」投げたら、大人でも捕るの大変です。
だから距離が近いと、投げる力やコツも身に付きませんし、子どもは捕るのを恐がります。
ということで、低学年または慣れてない子こそ、塁間くらい距離をとることがオススメなんです。
投げる方は思い切り投げられて、捕る方も余裕をもって待てます。
もちろん最初は、投げても届かなかったり、転がったボールしか来ないでしょう。
物足りなければ、少し距離を縮めても良いと思います。
縮めなくても3ヶ月〜半年、楽しく繰り返させてみてください。
きっと投げるのも捕るのも、大きく上達してますよ。
投げ方は教えないの?
ウチの場合、投げ方は原則教えません。
「正しい投げ方は…」とか言い出すと、子どもたちが楽しめないんですよね。
全く教えない、という訳では無いんですが詳細はこちらの記事で紹介しています。
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【簡単に実践できます】正しいフォームを身につける方法とは?
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まとめ
今回のポイント
・弱いチームから抜け出すために、強みを作ろう!
・キャッチボールで強みを作れる!
・投げる/捕るだけじゃない、野球そのものが上手くなる!
・ますます野球が好きになる/楽しくなる!
この記事を読んでいる勉強熱心なあなたのチームが、もし「弱小」でも心配要りません。
なぜなら、あなたの存在そのものがチームの強みですから。
今回は以上です。