今回は、少年野球ピッチャーの、
・ウチの子の踏み出す足が、インステップ(またはアウトステップ)なのが気になる
・いくら「まっすぐ踏み出せ」って言っても直らない
・あんまり口うるさく言いたくないけど…
といった悩みの解決に役立つ記事です。
結論、インステップの解決策は足ではなく「お尻」にある、ということです。
その詳細をお伝えします。
そもそも「投げ方」から直したいんだけど…
という人は、良かったらこちらの記事をご覧ください。
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【簡単に実践できます】正しいフォームを身につける方法とは?
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意識するべきは足ではない
インステップ、改善したいですよね。
少しくらいなら、個性の範囲内かもしれません。
インステップだけど、成績を残しているプロ野球選手もいますからね。
*具体例:横浜DeNAの山﨑康晃投手
しかしあからさまなインステップは、腰に負担が大きいし、コントロールも乱れやすくなります。
足ではなく、お尻です
とはいっても、頭ごなしに「まっすぐ踏み出しなさい」と指導したところで、簡単に改善なんてできません。
言われて直せたら、苦労しませんよね。笑
最悪の場合、フォーム全体が崩れるきっかけになるかもしれません。
ということで、視点を変えましょう。
冒頭で話した「お尻」です。
お尻をどうすればいい?
「ヒップファースト」ってご存知ですか?
体重移動の際に、お尻(ヒップ)を最初(ファースト)に、投球方向に向けるのが、ヒップファーストです。
私はかつて、ヒップファーストが正解だと信じてきましたが、それは誤りだったんです。
そして出会ったのが、ヒップファーストの進化バージョンともいえる「ヒップビハインド」です。
ヒップビハインドとは?
ヒップビハインドとは、投球動作の中で、前足を踏み出す前にお尻を後ろに突き出す動作のことです。
↑の画像のタイミングで、お尻を背中側(ビハインド)に突き出します。
画像の人物(2020年5月の私)は、ヒップビハインドができていません。
プロ野球選手の実例
楽天イーグルスの田中将大投手の画像です。
正面から見ると、前足を踏む出すとき、【背中〜脚】のラインが「逆くの字」になっているのが分かります。
ソフトバンクの千賀投手など、他の投手も同様です。
メジャーリーガーにも当てはまります。
お尻を後ろに預けているんです。
ヒップビハインドのメリット
私も自分の草野球で登板するときは、ヒップビハインドで投げるようにしました。
すると、
ヒップビハインドのメリット
・球速が上がった
・コントロールが良くなった
マジで良くなりました!
なぜ、良くなったのか?
自分の感覚としては、ヒップビハインド時に軸足側の股関節に「ずしッ」と体重が乗ります。
すると軸足は、マウンドプレートを強く蹴ることができるんです。
これにより、下半身の力が足先にも指先にも勝手に伝わるので、勝手に球速が上がりコントロールが良くなります。
なにより「今までと比較にならないくらい、下半身を使えている」という感覚が増したのが、個人的には大きいですね。
【具体的な解決方法】この動画だけ見ればOKです
具体的な解決方法は、こちらの動画を参考にしてください。
インステップ改善だけでなく、体の開きを抑える方法も同時に改善できるはずです。
イツキさんの動画は、説得力がスゴイ。
こういった素晴らしい動画を、無料で見て学べる!
良い時代になったな〜と思います。ちなみに私、昭和63年生まれです
まとめ
今回のポイント
・インステップは、足先を気にしても解決にならない
・解決策はお尻にある
・インステップだけではなく、体の開きも同時に改善できる
今回は以上です。