今回は、少年野球指導者の
強いチームを相手にすると、全然勝てない...
ウチは、守備に自信のある選手が少ない...
どのポジションに重点を置けばいいの?
限られた戦力、どのポジションを優先的に決めればいいの?
といった悩みの解決に役立つ記事です。
結論は、「強いチームと対戦するなら、『サード』」です。
「え?ピッチャーでしょ!キャッチャーでしょ!」
と思った、そこのあなた。
その通りです。笑
もはや、そこは大前提です。
大前提の次の段階として、相手がそこそこ強いことをイメージしてください。
おそらく相手バッターの三振の数は減り、一定方向に打球を飛ばしてきます。
そして、その打球の行方の3~4割が...、そう!サードなんです!
少年野球の場合、5イニング(長くて7イニング)
15個(21個)のアウトのうち、3~4割の打球を、サードが全てアウトにできれば...。
たとえ味方投手の球速が遅くても、強敵相手に勝つのは、夢ではありません。*私の実体験です。
今回は、少年野球における「打撃が良いチーム」の正体と、「強敵相手なら、サードが重要性ナンバー1」である理由を説明していきます。
*あくまで個人的な意見ですので、その点をご了承ください。
「バッティングが良い」チームの正体
少年野球でも、
「あのチームはバッティングいいぞ~」
「あのチームはよく打つぞ~」
と言われるチーム、ありますよね?
このチームの特徴って、だいたいが
「バッティングが良い」チームの特徴
・バッティングに自信がある(だけ)
・打ちたがり(なだけ)
・スイングは強いので、打球が多少速い
・当てるのは上手いので、三振は少ない
・速い球でも強く振って、当ててくる
・意外と、遅い球に弱い
という共通点があります。
「本当にバッティングがスゴイのか?」というと、バッティングがスゴイ選手って、多くて1チームに2~3人(1番・3番・4番)程度じゃないですか?
実際は、全体を通してみれば大したことない。
これが少年野球での「バッティングが良いチーム」の正体です。
最も「アウトをとれる選手」をサードに起用する
ということで、バッティングがスゴイと言われている(だけの)チームなら、サードに上手い(=アウトをとれる)選手を起用するのがベストです。
他に何か、特別な作戦とか、特別な対策とか、要りません。
強烈な打球が多いことから「ホットコーナー」とも言われるサード。
しかし、私自身もサード守備の経験が長くありますが「痛烈な打球が何発も来る」っていう試合は、少ないです。
私自身、少年野球時代にサード守ってて相手に言われてました。
しかし、公式戦ノーエラーだったので
毎回相手を「あるよ!ある...(無かった~)」と消沈させるのが愉快でした。笑ちなみに、私の身の回りでは「何かある!(だから走っとけ)」が多いです
エラーに限定せず、予期せぬ何か、です。 https://t.co/YiMf0DrfF5
— まっちー@少年野球コーチしたくて脱サラした32歳 (@Smatch30) June 28, 2021
ただし、ガンガン振ってくる(しかも当ててくる)ので、やっぱりサードは忙しくなります。笑
難しい打球はあまり来ないので、平凡な当たりを淡々と処理していければ、それで十分。
淡々と処理することが、試合終盤、相手を大いに苦しめることになるんです。
どういうことか?
だんだんプレッシャーになる
想像してみてください。
少年野球の試合で、味方が打ち損じた打球を、相手のサードがことごとくアウトにしている状況。
するとバッターは
「良い打球を打たなきゃ!」
「引っ張っちゃダメだ!」
と感じ始め、焦りを生み、気負い・プレッシャーへと変わる選手が出てきます。
やがて、全体に伝染し、味方チームは重苦しい雰囲気になるんです。
加えて、相手チームに「1点」「2点」と得点を重ねられたら、ますます焦りますよね?
強いチームの選手だって、人間なんで焦りはあります。
特別なプレーは必要無いんです。
淡々と、が対戦相手を苦しめます。
【まとめ】限られた戦力でも上位進出は夢ではない!
もちろん、他のポジションだって重要です。
全ての守備位置が鉄壁なら言うことありません。
とはいえ、少年野球の世界で毎年守備を強固にするのは難しいですよね。
だからこそ、優先的に決めるべきは「サード」という答えに行き着きます。
今回のポイント
少年野球の「打撃が良いチーム」の正体*右バッターが多い場合
・バッティングに自信がある(だけ)
・打ちたがり(なだけ)
・スイングは強いので、打球が多少速い
・三振が少ない
・速い球でも強く振って、当ててくる
・意外と、遅い球に弱い
結果、サードゴロ/フライが増えるから、それを堅実にアウトにできる選手がいれば、締まった試合に持ち込める、というわけです。
少ない人数、限られた戦力でも戦うことはできます!
監督/コーチの手腕で、それまで自信を持てなかったチームも、強敵と渡り合えるチームに導きましょう!
今回は以上です。