今回は少年野球に携わる親御さんの
自分の子を伸ばしてあげたい
子どものことで、失敗したくない
子どもと、どう接していいか分からない
親が野球未経験でも伸びる子って、どうやって伸びるの?
といった疑問や悩みの解決に役立つ記事です。
この記事を書いているのは、

・当ブログを運営
・少年野球チーム「ひがし・S・ライナーズ」の公式ブログを運営
・2019年1月〜:ライナーズの練習にお手伝い参加
・2020年〜:正式にライナーズのコーチ
・2022年1月:当ブログが新潟市スポーツ協会/新潟県野球連盟で紹介されました
・資格:JSPO公認指導者資格を2つ保有しています
私がコーチをさせてもらっているライナーズも、半数近い親御さんが野球未経験です。
そんなチームでコーチをしている私の結論は、
・親の野球経験はあっても無くてもオーケー
・重要なのは「親子に信頼関係があるかどうか」
・もうひとつ重要なのが、マインドセット
ということです。
この記事を読んでもらうことで、伸びる子のイメージがしやすくなります。
では早速、お伝えしていきます。
前提として
伸びる子=伸び続けることができる子
伸びない子=伸びようとする意志が感じられない子
を指します。
お子さんが今小学生だとしたら、
中学に進んでも、その先でも、長期的に成長を続けられるか?
という内容です。
伸びる子の特徴
大きく2つ特徴があって、
・親や指導者が目を離している間に伸びている
・諦めが悪い
ほんの1〜2週間、見ない間に
「いつの間にこんなに上手くなったの?」
「そんな動き、どこで覚えた?」
「どんな練習(特訓)したの?」
って驚くような成長する子っていませんか?
こういう子たちって、得意なことを伸ばすこともそうですが、苦手なことをいつの間にか克服していたりします。
苦手克服の条件に、諦めの悪さ=粘り強さ・根気強さが挙げられますが、この諦めの悪さが伸びる子の特徴ですね。
伸びない子の特徴
現時点では上手な子、強いチームでレギュラーを張ってるような子でも「何か」をきっかけに伸びなくなることがあります。
伸びない子の特徴は、
・失敗すること、間違えること、できない(難しそうな)ことを、すごく嫌がる
・すぐ諦める
テレビで時々放送されている「消えた天才」って、実は伸びない子の特徴をもってたりします。
才能はあるのに、本人に伸ばそうという意志が無くて、消え(引退し)てしまうパターンです。
伸びる子と伸びない子の違いは何?
伸びる子と伸びない子の違いとはなにか?
答えは「マインドセット」の違いにあります。
マインドセットとは「心構え」のことで、「困難なこと」「(現時点では)できないこと」という壁にぶつかった時に伸びるかどうかが変わってきます。
壁にぶつかった時、伸びない子は「自分にはできない=避けるべきこと」と決めつけて、諦めたり逃げ出してしまう。
なんとなく想像できますよね?
小さい頃「天才バッターだ!」「怪物ピッチャーだ!」と騒がれた子たちの多くが、いつの間にか消えていくのって、怪我だけでなくマインドセットが関わっていると思うんです。
中学・高校と進んでいけば、上には上がいますし、周りの子も努力して追いついてきますからね。
困難な状況になってからどう伸ばせるか、ここで重要なのがマインドセットというわけです。
では、そのマインドセットを「伸びる子仕様」にする方法を紹介します!
伸びる子のマインドセットにする方法3つ
伸びる子仕様のマインドセットにする方法に、野球経験は関係ありません。
経験がある人は、活かすことはできると思うので、今から紹介する3つ方法におり混ぜてみるのもいいですね。
・親子で会話*注意事項あります
年齢とともに、親子の会話って減っていくイメージありませんか?
あれなんでかというと、親が子の発言を否定したり矯正しようとするからです。
内容は問題ではないんです。
発言を否定され続けることで、子どもは親を信頼できなくなります。
「話したって、どーせ否定される…」といった気持ちです。
かといって、親がなんでも肯定するのは教育的にどうなの?って思いますよね。
ということで、今回提案する答えは「オウムのように繰り返すこと」です。
以下、一例です。
子:今日〇〇があってさ〜
親:へ〜、〇〇があったんだ。どうだった?
子:〇〇だったな〜
親:そっか〜、〇〇だと思ったか〜
こんな感じです。
文章では伝わりにくいですが、決してテキトーに返事するわけじゃありません。
・お子さんの言葉を受け止めること
・言葉を返そうとせず、まず受け入れるイメージ
こうした会話の積み重ねが「否定、拒否」といったネガティブな習慣を避けることができます。
そして、お子さんは「あ、自分(の話)を受け入れてくれているな」と安心=親御さんへの信頼につながるわけです。
・「失敗」ではなく、部分的な成功」である
失敗する・間違える・負ける=ダメなこと、と思い込んでいる子どもが多い気がします。
でも「野球は失敗のスポーツ」です。
プロ野球では、リーグ優勝するチームでも5試合やったら2試合負けます。
バッティングなら、強打者でも打率3割ですから7割は失敗を意味します。
だから、野球って失敗と向き合うスポーツなんです。
何らかの失敗を経験したら、必ずお子さんと「次」を探しましょう!
時間をかけても諦めず挑戦し続けて成功できたなら、それまでの失敗は成功の一部、つまり「部分的な成功」だったことになります。
失敗を前向きに捉えられる考え方が身に付けば、お子さんはどこまでも伸び続けるでしょうね。
・できない⇨「できる!(できた!)」に変える経験を重ねる
あなたのお子さんは「鉄棒の逆上がり」できます?
「できない」「できない(または怖い)からやりたくない」というお子さんは…、
伸びる子のマインドセットを作る絶好のチャンスですよ。
かく言う私も、小学校6年生になるまで逆上がりできませんでした。
しかし、できるようになった6年生のときは「できた!やった!」ってめっちゃ嬉しかった記憶があります。
逆上がりに限ったことではありません。
できないんじゃない。
できるようになる努力や知識が足りないだけで、『できない⇨できる』に変えることはできる!
上記3つの方法を積み重ねることで、お子さんはきっと「伸びる子仕様」のマインドセットを手に入れます。
まとめ
今回のポイント
・いつまでも成長し、伸び続けられる子と伸びない子の違いはマインドセットにある
・マインドセットは変えられる
・親御さんのサポートで変えられる!そこに野球の経験は関係ない!
今回は以上です。