今回は少年野球に携わる親御さんや指導者の
チームの保護者に困った人がいる
「困った保護者」を的確に表現すると…?
「困った保護者」を良い方向にリードしたい
どうすれば、良い方向にリードできるんだろう?
といった悩みの解決に役立つ記事です。
結論として、「困った保護者の明確な特徴が1つあります。これを改善する方法もあります。」ということです。
これにより、選手の育成とチーム全体の雰囲気向上の両面に、同時にアプローチできます。
以下、その説明です。
目次
伸びる選手の親、逆は…
先日、さりげなくTwitterを見ていたら、ある方が切れ味バツグンの指摘をしているツイートを発見しました。
内容は、以下のようなものです。
伸びる選手の親は、
チーム全体のことを考える。
逆は、
自分の子どものことばかり考える。
これは本当に、ど真ん中・ど直球。笑
その通りだな、と思いました。
ダメな親は…
言い方は悪いですが、ダメ=はた目から見て「残念だな」と思う親って、いくつかパターンがあります。
代表的な2つを挙げます。
自分の子どものことしか考えてない
あからさまに自分の子どものことしか、考えないんですよね。
自分のお子さんが大切なのは分かります。
しかし、残念な保護者の口出しや行き過ぎたお節介が、チーム全体のモチベーションを下げることを知っておいて欲しいです。
なんでも与えるだけ/考えさせない
「なぜ?」「どうして?」という考え方が無い子は、間違いなく伸びません。
野球に限った話ではありませんよね。
あなたの職場にいませんか?
・指示待ち人間
・言われたことしか、できない人/やらない人
私だったら可能な限り、指示待ち人間とは仕事したくありません。
人としての伸びしろ(=魅力)を感じないからです。笑
幼少時代、いかに与えられてばかりの生活にどっぷり浸かっていたのか...
申し訳ないですが、親の教育が失敗した典型例です。
本当に我が子を伸ばせる親は
選手自身にも言えることですが、
本当に自分のためになることって、実はチーム全体にとっても有益なものとなるはずなんです。
つまり、自分のためとは
✕:自分ひとりだけのため
〇:自分たち(自分を含めたチーム全体)のため
という答えに行き着きます。
改善方法
「困った親」の改善方法は、ダメな親の子どもにアプローチすることです。
というより、親の改善は諦めましょう。*「バ〇は死ななきゃ治%&$#」なので改善できません。
子どもだけ着目するんです!
例えば、あなたが指導者=監督ならば
ダメな親の子ども=選手に「守備位置や打順を複数=できれば全て経験してもらう」ことをオススメします。
なぜオススメなのか?メリットは?
様々なポジション、様々な立場を経験することで、無意識に自分の体験と他人=チームメイトの体験を共感できる機会が増えます。
別に、完璧にこなす必要はありません。
下手でもいいから経験してもらい、子どもに「共感する」「思いやる」心が身に付くきっかけを作ることです。
そして問題の親御さん。
予想できる反応としては、
「困った親」はきっとこんな反応をする
②指導者の方針に不満、最悪の場合口出しするかも
③我が子が経験したポジションを現在担っている選手と比べたがる
といった具合で、当初はマイナス要素が多いです。
大事なのはそれ以降。
それ以降の反応
①1年間過ごしていると、あるポジションの選手が欠けるなどしてチームが困るときが訪れる
②それを救えるのは「困った親」の子どもだけという状況が起きる
③そして「自分(の子ども)がチームを救った」という経験をする
④親子ともにチームに「貢献できた」という実感が、他者貢献のきっかけとなる
ただし、②~④は監督コーチが仕向けないといけません。
練習試合などを通してなるべく自然に仕向けられたら理想的です。
*他者貢献に関する詳述はこちらです
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【人間関係】精神面を超!超!超!ラクにする考え方の話
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ここでは一例として「守備位置などをたくさん経験してもらう」ことを挙げましたが、重要なのは他者貢献を体感してもらうことです。
「我が子がチームに貢献できた」というチーム全体に対する充実感。
「我が子がいろんな経験ができた」という自分に対する充実感。
同時に得られることで、ダメな親も何かが変わるかもしれません。
実践したプロ集団は
プロ野球の世界で「自分たち(自分を含めたチーム全体)のため」を実践したチームがあります。
それが2011年の中日ドラゴンズです。
当時の落合博満監督は選手に向けて、
他人のために野球をやるな。
自分のために、家族のために野球をやれ。
と話していたそうです。
私は、この言葉の本質を
「他人のために『自己犠牲』をやるな。自分のために、家族のために自分ができる最大限の『他者貢献』をやれ。」
という意味合いだと推測します。
自分ができる最善を尽くせば、その延長線でチーム全体の利益という結果につながるんです。
結果として、2011年の中日はシーズン最終盤、信じられないほどの強さで逆転優勝しました。
まとめ
今回のポイント
・我が子を伸ばす親と伸ばせない親の違いは分かりやすい
・伸ばす親はチーム全体のことを考える
・かといって、他人のために考える必要はない
・自分ができる最善を尽くせば自分(と我が子)を含めたチーム全体のため=他者貢献になる
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他の「ダメな保護者」の例として、やたら他人を巻き込むトラブルメーカーの存在がいます。
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今回は以上です。