初心者の悩み

【野球上達の決め手①】子どものうちに伸ばしたい「身体能力」

自己紹介

・2024年から野球をメインにしたパーソナルトレーナーとして活動

・2019年1月〜2023年5月まで学童野球チームのコーチ

・資格「軟式野球コーチ1」「NSCAーCPT」など

2024年11月からは、地元上越市にあるNPO法人上越スポーツラボDEWが運営する「野球塾」でメイン講師をさせていただいてます。

今回は「うちの子がなかなか野球が上達しない」「もっと上手になって野球をさらに好きになってほしい」といった親御さんの悩みに役立つ内容かと思います。

結論は「目先の技術より身体能力を伸ばしたい」です。

野球の技術は中学〜高校やその先で大いに伸ばすことが可能ですが、身体能力はそうはいきません。

理由を説明していきます。

身体能力とは?

まず、12歳前後までは運動神経が最も発達する時期と言われています。*ピークはもう少し前(8歳前後)です。

「親の遺伝」とかの問題ではなく、この時期にいかに動作を習得できるかが大切になります。

出典:スポーツサービス ミズノ 幼少期に身に付けたい36の基本動作

また、スポーツに限らずビジネスの世界でも「ポテンシャル」というワードがよく使われますよね?

ポテンシャルには「潜在能力」「将来の可能性」「成長性」といった意味があります。

つまりは今現在ではなく、今後が楽しみになる要素を含んだ状態ということです。

まさにキッズ世代で今後も野球を続けていく選手に向けた表現だと思います。

繰り返しますが「将来の可能性」です。

私はそれが身体能力だと思うんです。

そして身体能力とは「自分の体を操作する能力(操作性)」であると考えます。

身体能力を伸ばしたいなら遊ぼう!

ではキッズ世代は身体能力をどう伸ばせば良いのでしょう?

答えは「遊ぶ」です!

具体例として、私が講師をさせていただいているNPO法人上越スポーツラボDEWの野球塾で行っている「パルクールドリル」の一部をご紹介します。*DEWのインスタグラムより

野球塾と称していますが、内容の多くが「体を使った遊び」を通したエクササイズです。

子どもたちに「はい!プランク1分、頑張って!」と言ってもおそらく楽しくないですし、長続きしません。笑

そこでこのような「遊び」を通した(だけどトレーニングになっている)運動を提案・提供しています。

遊びながら自然と身体能力が身に付いていくイメージで、実際に受講生たちは身体能力がグングン伸びています!

後悔してからでは遅い

私自身、後悔していることがあります。

「子どものうちに知りたかった。もっとこの部分を大切にしていれば…」と。笑

上越市で後悔する野球選手を1人でも減らしたい、上越から日本に世界に羽ばたく選手が出てほしい、そういった思いでNPO法人上越スポーツラボDEWの野球塾の講師をさせていただいています。

裏を返せば、キッズ/ジュニア世代で、目に見えやすい技術がどんなに高くても成長とともに体の使い方(身体能力)と向き合ってこなかったプレーヤーは徐々に追いつかれ、追い越されていくかもしれません。

「消えた天才」と称される選手たちが消えていく理由のひとつがこれでしょう。

キッズ世代が目にみえる技術の優劣を比較するのはナンセンスです。

私が幼児〜小中学生の動きを見る時も、技術ではなく成長を加速させられる能力=身体能力にこそ注目しています。

この記事を読んでくださった人やその人が支えているプレーヤーは、ぜひ後悔のない(少ない)野球人生であってください!

まとめ

・野球を上達させたい人ほど身体能力を高める努力を!

・身体能力が発達するのはキッズ/ジュニア世代

・身体能力が発達する環境は体を使った遊びの中にある!

思うように上達しなくて悩んでいるプレーヤーもその親御さんも、焦ることはありません。

身体能力(操作性)を磨きつつ、自分が成長し続けることができると信じコツコツ努力できることで、きっと実を結ぶはずです!

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