今回は、野球のスローイングに関する
・試合での送球難を直したい
・チームに迷惑をかけたくない
・思い切り腕を振るのが怖い
・狙ったところに投げられたらもっと野球が楽しいのに…
といった悩みの解決に役立つかと思います。
自己紹介
町田 伸之介
新潟県上越市出身で1988年生まれ、小学1年から高校3年まで野球をやってました。
・2024年から野球をメインにしたパーソナルトレーナーとして活動
・2019年1月〜2023年5月まで学童野球チームのコーチ(2022年〜ヘッドコーチ)
・2022年「JSPO公認軟式野球コーチ1」取得
・資格「軟式野球コーチ1」「NSCAーCPT」など
2024年11月からは、地元上越市にあるNPO法人上越スポーツラボDEWが運営する「野球塾」でメイン講師をさせていただいてます。
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上半身周りのポイントについては以前記事にさせていただいたので、そちらをご覧ください。
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【野球】苦手なスローイングを得意に変えるポイント3つ(上半身編)
続きを見る
今回は下半身周りのポイントです。
この部分が使えるようになると、スローイングの安定感は抜群に良くなります。
言っときますけど簡単ではないですよ。笑
ですが今回よく使う言葉「感覚」が身につくことでスローイングに限らずパフォーマンスの向上が期待できるので、ぜひご参照ください!
それでは本題です。
ポイント①:骨格で立つ感覚
スタートは「しっかり立つ」ことです。
何をもって「しっかり」なのでしょう?
まずは両足の足裏の
・親指と小指の付け根
・かかと
この3点で(ほぼ)均等に体を支えましょう。
なんだか姿勢が良くなりませんか?
立ち姿勢が変わると姿勢が良くなるんです。
立ち方が変わるだけでもスローイングに限らずパフォーマンスは向上するかもしれませんね。
この状態が「筋肉に頼らず骨格で立つ」形、つまりは楽だけど力が入りやすい状態です。
ポイント②:股関節やお尻で回転する感覚
ポイント①の続きですが、前足側の股関節に体重を乗せる・前足側の体全体で地面を押すような感覚をつけましょう。
そのためには頭から股関節までの縦のラインを揃えたいです。
揃わない選手というのは「頭が前に突っ込む」状態になりやすいです。
それを「頭突っ込んでるぞ」と指摘されて直せたら苦労しないですよね。
ここでは頭の位置は気にせずいきましょう。
前足側の足裏から股関節までを使って地面をグッと押す感覚です。
そして前足側の股関節を基点に体を捻ると自然と腕がスムーズに振れるようになるかと思います。
ポイント③:ステップを踏む【動画あり】
スローイング(送球)なのでステップも必要になってきます。
結論ステップを踏むのは基本中の基本です。
ステップが要らないのは、タイミング的に難しい(ステップする時間がない)時だけですね。
距離の遠近は関係ありません。
時々いませんか?近距離で送球してとんでもない所に投げちゃう人。
その原因のほとんどはステップを踏むことをサボった影響だと考えられます。
①〜③を組み合わせるとこのような形になる感じです。
こんな短い動画では伝わりにくいかもしれません(汗)
野球塾の講師をしている身として、もっと伝わりやすいものを作る努力をしていきます。
さらにレベルアップしたい人は股関節を柔らかく!
ここまで感覚・テクニックをお伝えしてきましたが、それだけでは物足りないと感じる方もいるかもしれません。
下半身の力を最大限発揮するために、股関節の柔軟性や操作性が役立ちます。
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【小中学生の野球選手必見】レベルが高い選手=柔軟性が高いです
続きを見る
股関節が硬いとせっかくのテクニックも充分に機能しません。
詳細は↑の記事で解説していますが、あなたの体をサポートしてくれますし何よりパフォーマンス向上に役立ちますので股関節のエクササイズやってみてください!
スローイングは改善できます!
以前こんな投稿をしました。
私自身のスローイングについてです。
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高校時代の動画が残っていませんが、間違いなく高校時代より今(36歳独身)の方がスローイングは格段に良くなりました。
実際に当時を知る人達から言われるので。
大きなきっかけは
・選手に伝える側になったこと
・伝えるために、体の使い方を意識するようになったこと
この2つです。
今回の内容が少しでも参考になりましたら、まずは自分の体に動きを取り入れてみましょう!
そして、できればその感覚や感想をチームメイトや仲間と共有していただきたいです。
あなたのアウトプット(伝えること)が次の誰かの送球難を救うきっかけになるかもしれません。
お役に立ちましたら幸いです。
今回は以上となります。