今回の記事は「足が遅い」「走るのが遅い、苦手」といった悩みの解決に役立つ内容です。
自己紹介
町田 伸之介
新潟県上越市出身で1988年生まれ、小学1年から高校3年まで野球をやってました。
・2024年から野球をメインにしたパーソナルトレーナーとして活動
・資格「走りの学校インストラクター(Lv.3)」「軟式野球コーチ1」「NSCAーCPT」
地元上越市にあるNPO法人上越スポーツラボDEWが運営する【走り】をテーマにした講座で講師をさせていただいてます。
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結論は【足が遅いのではなく、使い方を知らないだけ】です。
体を支えきれないレベルの肥満や体に関する重大な問題がない限り、足の速さは誰もが磨くことができます。
実際、50メートル走8秒台だった中学生が、今回のテクニックを習得して7秒80まで伸ばせました。
その期間わずか2ヶ月で、その中学生は今も進化し続けています。
「自分は足が遅い」「うちの子、走るのが遅い…」と嘆き諦めるのはまだ早いです。
ぜひ今回お伝えするテクニック3つとそれを組み合わせた実践練習(3分でできます)を試してみてください!
それでは本題です。
①足を「一本の棒」のようにする
走るのが遅い人の特徴の一つが、地面を押し返す力が弱いことです。
短い距離を速く走るためには地面を
・強く叩くこと
・強く押し返すこと
の二つをしなくてはなりません。
そのために必要なテクニックの一つが着地時に足全体を一本の棒のようにすることです。
鉛筆が縦の状態で高いところから落ちてくることを想像してみてください。
鉛筆は地面についた後どうなるでしょう?
少し反発しますよね。
これが「真ん中で折れた鉛筆」だったらどうなるでしょう?
おそらくほとんど反発しません。
反発が強いということは再び叩くための状態を速く勢いよく作れるということです。
そして足の動きの速さ・勢いは、スピードに直結します。
②足首を固める
足を一本の棒のようにしようとするなら必須となる感覚があります。
それが足首を固める、という感覚。
一瞬です。
地面と足が接地する一瞬だけ足首を固めましょう。
足首を固めることができれば、地面をより強く押し返す=反発を作ることができます!
③つま先はかかとより高い位置
足を上げた時、つま先はかかとより高い位置にあるようにしましょう。
その理由は?
突然ですが、あなたは今カルタをやっていると想像してください!
この1枚をとったらあなたが勝ちます!
お題を聞いて「わかった!!!」そう思ったあなたは誰よりも先にカルタをとりに行くはずです。
その時の指先の位置ってどうなってますか?
手首より高い位置にありますよね。
「なぜ?」と聞かれたらシンプルに「とりやすい」からだと思います。
これを足に置き換えるだけです。
速く走るためには、足で地面を強く叩くことが必要になります。
それがつま先はかかとより高い位置にあるべき理由です。
オススメの実践練習(濃厚だけど3分で終わります)
その名も「アンクルホップ」
見た目は単なるジャンプみたいですよね。
ポイントはこれまでに述べてきたテクニック3つに注意することです。
①着地(接地)時に足を棒のようにまっすぐ
②着地(接地)時に足首を固める
③着地(接地)前につま先をかかとより高くあげる
その状態で、テンポよく可能な限り高く連続でホッピングします。
ジャンプとホッピングの違い
あえて「ホッピング」と表現していますが、ジャンプとの違いはなんでしょう?
ジャンプは接地時に膝を曲げるはずですが、ホッピングは接地時に膝を(可能な限り)真っ直ぐにします。
ジャンプのような足の使い方だと、短い距離を速く走ることには適してません。
ここでホッピングの技術を身につけて走りのテクニックを伸ばしましょう!